富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
60. 文字サイズ・フォント・および行間は、利用者が変更できるようにする。
仕様に関する指針 <テキスト> | 設計・制作・運営工程
解説
小さな文字や、行間、文字間の狭い文章は、多くの利用者にとって読みにくいものです。
文字サイズや行間を読みやすく指定し、さらに、利用者が自分の好みに合わせて変更できるようにしてください。
事例と実装
- 文字サイズについて
- スタイルシートで指定する。
- 相対値で指定する。
例えば、「font-size:14pt」ではなく、「font-size:120%」のように相対値で指定する。
(これにより、ブラウザでのサイズ変更が可能になる。)
- 行間について
- スタイルシートで指定する。
- 相対値で指定する。
- line-height: は、日本語で 110 から 200%。英語で 160 から 250% とする。
- その他について
- 文字フォント(font-face)は、指定しなくてもよい。
(OSにより搭載されているフォントが異なり、利用者が見やすいフォントに設定していることがあるため。)
- overflow:hidden は、使用しないことが望ましい。文字サイズを大きく設定した場合、一部の文字が表示されなくなる場合がある。
- position:absolute は、使用しないことが望ましい。文字サイズなどを変更したときに文字や画像が重なり、下に配置された内容を参照できない場合がある。
対応するJIS:5.6a(必須)、5.6b(推奨)
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