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富士通ウェブ・アクセシビリティ指針

30. フレームの使用は、最小限にする。

優先度1  仕様に関する指針 <フレーム>  |   企画・設計・制作・運営工程

解説

フレームを使用したページは、ブラウザのブックマーク(お気に入り)へ登録できない場合があります。
また、検索エンジンを使用した場合、フレームの一部として作成されたページが、検索結果に表示されることがあります。

このような場合、検索結果のページにはナビゲーションやメニューが表示されず、その後の操作が困難になります。

さらに、音声ブラウザの利用者は、フレームを1つずつ選択して読み上げなければなりません。
フレームで細かく分割されたページは、ページ全体の内容を把握するまでに、時間がかかります。

事例と実装

  • 分割する領域は、4つまで(ヘッダー、メニュー、本文、フッター)とする。
  • フレームは、入れ子(フレーム内にフレームを設定する)にしない。
  • 各フレームの役割(ヘッダー、メニュー、本文など)を整理して、ページの構造を明確にする。
  • リンクを使用し、フレームの一部を変更する場合は、フレームの定義ファイルにリンクしないことが望ましい。
    (フレーム全体のフォーマットがほとんど変化しないのに、フレームの定義ファイルへリンクすると、音声ブラウザの利用者は、各フレームの役割を再度、すべて確認しなければなりません。)
  • <noframes>タグを指定することが望ましい。代替情報として、ページの概要を記述する。

悪い例: 音声ブラウザでは、フレームを1つずつ選択して読み上げなければならない

対応するJIS:5.2f(推奨)