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富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
検証方法

ウェブコンテンツが、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針の要件を満たしているかを検証する方法を紹介します。
これらの検証方法を組み合わせて利用することをお勧めします。 「仕様に関する指針」の各要件をチェックするときに、参考にしてください。


  1. チェックツールを使用し、alt属性の有無、<title>タグの有無などを確認します。

    alt属性の有無など、HTMLファイルの記述を機械的に確認するときに効果的です。

    富士通アクセシビリティ・アシスタンスWebInspector を使えば、アクセシビリティで深刻な問題を簡単に診断できます。
    また、いくつかの指針は、文法チェック用のツール(「Another HTML-lint」など)でも、チェック可能な場合があります。

  2. グレースケールで表示しても、内容が伝わるか確認します。

    ウェブの画面を画像データとして保存し、画像編集ソフトなどでグレースケールに変換します。これにより、明度の違いだけで内容が把握できることを確認します。

    文字色と背景色の組み合わせをチェックする場合は、富士通アクセシビリティ・アシスタンスの ColorSelector を使えば、簡単にチェックできます。
    また、図やグラフ、動画は、富士通アクセシビリティ・アシスタンスの ColorDoctor を使えば、簡単にチェックできます。

  3. キーボードのみで操作ができるか確認します。

    特に次の4つのポイントでチェックしてください。

    • 「上矢印」「下矢印」キーによる画面スクロールが可能か。
    • 「Tab」キーによるキーボード・フォーカスの移動が可能か。
      全てのリンク及び入力項目に、正しい順序で移動できるようにする。
    • リンクやコマンドは、「Enter」キーで実行できるか。
      フォーカスの移動ではなく、「Enter」キーを押すまで、実行しない。
  4. 音声ブラウザを使用し、正しく読み上げられるか確認します。

    alt属性の内容の適切さなど、チェッカーツールで判定できない問題を確認するとき、効果的です。

  5. ブラウザの設定を変更し、内容が伝えられることを確認します。

    次の方法でチェックしてください。

    • グラフィックス表示をオフにし、代替表示されるalt属性のテキストだけで情報が伝えられるか。
    • サウンド出力をオフにし、重要な情報を伝えられるか。
    • スタイルシートをオフにし、ページが読めるか。
    • 画面表示色をハイコントラスト(注)にし、白黒反転などさせてページが読めるか。

(注)Microsoft® Windows® の場合、[ コントロールパネル ] の [ ユーザー補助 ] の [ 画面 ] で選択。