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富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
日本語サイト向け 第2.01版(2006年5月26日)

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第2.01版について

前提となる注意点

  1. ウェブコンテンツに関する規格や技術仕様を守る。 [対応するJIS:5.1a(必須)]
  2. 情報デザイン(情報の整理やページ構成の検討など)に配慮する。
  3. ユーザビリティ(使いやすさ)に配慮する。
  4. セキュリティ、プライバシーに配慮する。

プロセスに関する指針(7項目)


仕様に関する指針(63項目)


番号 優先度 対象要素 項目 対応するJIS
8. 優先度 1 全体要件 すべてのページに、ページの識別ができ、かつ内容を的確に示すタイトルをつける。 5.2e(必須)
9. 優先度 1 全体要件 ページ内で記述する基本となる言語を明示する。 5.9a(必須)
10. 優先度 1 全体要件 文字色と背景色のコントラスト(明度差など)を充分に取る。 5.6c(推奨)
11. 優先度 1 全体要件 ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、色のみを使用せずに、文字やパターン(模様)などを併用する。 5.5a(必須)
関連項目:
5.3b(必須)
12. 優先度 1 全体要件 ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、形や位置のみを使用せずに、テキストで他の情報を付記する。 5.5b(必須)
13. 優先度 1 全体要件 画面全体が短時間で連続的に変化するような表現を使用しない。 画面の一部でも、明滅やスクロールの速いものや、色のコントラストが極端に変わるものなどは、使用しないことが望ましい。 5.8a(推奨)
5.8b(必須)
関連項目:
5.1a(必須)
14. 優先度 1 全体要件 情報は、ブラウザ内のコンテンツ表示領域を利用し、適切な場所に表示する。 関連項目:
5.1b(推奨)
15. 優先度 2 全体要件 サイト内検索機能を設ける。 -
16. 優先度 2 全体要件 サイトマップやページ共通のナビゲーションバーを設けるなどして、サイト構成を把握しやすくする。 -
17. 優先度 2 全体要件 現在表示されているページが、サイト全体、もしくは、コンテンツ内のどこに位置しているか、把握できるようにする。 5.2g(推奨)
18. 優先度 2 全体要件 文章だけでわかりにくい内容は、適切な図・動画・音声などを組み合わせて表現する。 5.9f(推奨)
19. 優先度 2 全体要件 ページの表示に要する時間を短くする。 -
20. 優先度 2 全体要件 本文へのページ内リンクを設けるなどして、ページ共通のナビゲーションバーやメニューなどを読み飛ばせるようにする。 5.3h(推奨)
21. 優先度 2 全体要件 横方向のスクロールが発生しないようにする。 -
22. 優先度 2 全体要件 1ページの長さを、適切な長さにする。 長くなるときは、適切なナビゲーション(ページ内リンクや "ページの先頭へ戻る" リンク)を設ける。 -
23. 優先度 3 全体要件 ウェブサイトが対象とする利用者に応じて、他の言語のページを用意する。 -
24. 優先度 1 特定の技術や
プラグイン
特定の技術やプラグイン(JavaScript・Javaアプレット・Flash・PDFなど)が必要なコンテンツを提供する場合は、代替手段・代替情報も併せて提供する。 5.4e(必須)
関連項目:
5.1a(必須)
5.1b(推奨)
25. 優先度 2 特定の技術や
プラグイン
特定の技術やプラグイン(JavaScript・Javaアプレット・Flash・PDFなど)はアクセシブルなものを用いる。また、コンテンツは、それらの技術やプラグインが提供するアクセシブルな機能を、最大限活用して作成する。 5.1b(推奨)
関連項目:
5.4e(必須)
26. 優先度 1 スタイルシート 構造のための要素や属性と、表現のための要素や属性は、正確に使用し、論理構造に沿って指定する。 5.2a(必須)
関連項目:
5.1a(必須)
5.2b(推奨)
27. 優先度 2 スタイルシート スタイルシートを使用する場合、スタイルシートに未対応のブラウザ(音声ブラウザなど)を用いて、正しい順序で参照できるようにする。 5.2b(推奨)
28. 優先度 1 テーブル 表(テーブル)は、行と列の関係や表示順序(セル単位、左上から右下)を考慮するなどし、内容を把握しやすくする。 5.2c(必須)
29. 優先度 2 テーブル 表(テーブル)の要素や属性は、レイアウト目的での使用を最小限とする。 5.2d(推奨)
30. 優先度 1 フレーム フレームの使用は、最小限にする。 5.2f(推奨)
31. 優先度 1 フレーム すべてのフレームに、フレームの識別ができ、かつ内容を的確に示すタイトルをつける。 5.2f(推奨)
関連項目:
5.2e(必須)
32. 優先度 2 フレーム フレームのスクロールバーを非表示にしない。 関連項目:
5.2f(推奨)
33. 優先度 1 操作 特定の入力装置に依存せず、少なくともキーボードだけですべての操作ができるようにする。 5.3a(必須)
34. 優先度 1 操作 同一サイト内へのリンクは、同じウィンドウに表示し、新たなウィンドウを開くことは、必要最小限にする。 5.3e(必須)
35. 優先度 1 操作 利用者の意思に反して、表示中のページを自動的に更新することや、自動的に他のページを表示(他のページへ移動)することはしない。やむをえず表示する場合、あらかじめそのことを告知しておく。 5.3e(必須)
36. 優先度 2 操作 サイト内での基本操作部分(「トップページ」、「サイトマップ」などへのリンクや、ページ内リンクなど)は、サイト内での表現(文言・形状・色彩・配置など)や機能に、一貫性をもたせる。 5.3f(推奨)
37. 優先度 2 操作 メニュー項目数が多い場合は、わかりやすい並び順にするか、階層化、グルーピングなどにより、一度に把握しなければならない項目数を減らす。 -
38. 優先度 2 操作 リンクがあることが見ただけでわかるようにする。 5.3g(推奨)
39. 優先度 2 操作 リンクは、リンク先の内容がわかるように表現する。 5.3g(推奨)
40. 優先度 2 操作 ダウンロードするデータは、ファイル形式・ファイルサイズを明記する。 -
41. 優先度 2 操作 リンク先が画像のみの場合、リンク元でリンク先が画像であることを明記する。 -
42. 優先度 2 操作 リンクのある文字や画像などは、クリックしやすいように充分な面積にし、誤操作しないように充分な間隔をあける。 5.3g(推奨)
43. 優先度 2 操作 リンク切れを示すメッセージは、わかりやすくする。 -
44. 優先度 2 操作 ブラウザの基本的な機能やGUIコントロール(ツールバー、スクロールバーなど)は変更しない。 -
45. 優先度 3 操作 コンテンツ内に表示するボタンなどは、その役割がすぐにわかるようにする。 5.3g(推奨)
46. 優先度 1 フォーム フォームに入力する内容は、必要最小限にする。 -
47. 優先度 1 フォーム フォームは、ラベルとコントロールの関係を明確にする。また、入力項目をグルーピングし、コントロールを見つけやすくする。 5.3b(必須)
48. 優先度 1 フォーム フォームの各入力項目には、入力する内容や条件などを明確に示す。 5.3b(必須)
関連項目:
5.5a(必須)
49. 優先度 1 フォーム 入力ミスやエラーが発生することを考慮し、適宜、フォームに戻れるようにする。その際、入力済みのデータを表示しておく。 5.3i(必須)
50. 優先度 1 フォーム 入力した内容は、送信前に利用者が確認・修正できるようにする。 5.3i(必須)
51. 優先度 2 フォーム ボタンは、入力操作の流れに沿った場所に配置する。 -
52. 優先度 3 フォーム フォームには、時間制限を設けない。やむをえず設ける場合は、その旨を告知する。 5.3c(推奨)
5.3d(推奨)
53. 優先度 3 フォーム 選択肢が複数個ある場合は、選択肢の数をあらかじめ提示し、それらが何を表しているか、わかりやすくする。 -
54. 優先度 1 画像 すべての画像には、画像の内容を的確に示す alt属性をつける(画像の代替情報)。 5.4a(必須)
5.4b(必須)
55. 優先度 1 画像 イメージマップは、サーバサイドではなく、クライアントサイドとし、リンク先の内容を的確に示す alt属性をつける。 5.4b(必須)
56. 優先度 2 画像 文字を画像で使用する時は、文字フォント・サイズ・コントラストなどを考慮し、読みやすくする。 5.5c(推奨)
57. 優先度 2 画像 画像の背景(文字や絵の周囲)に、透過色を設定しない。 5.5c(推奨)
58. 優先度 3 画像 画像のみで重要な情報を説明している場合は、補足情報として概説をテキストで付記する(画像の補足情報)。 -
59. 優先度 1 テキスト 意味が大きく変わる文字装飾(取り消し線など)を使用する場合、その意味をテキストでも併記する。 5.5b(必須)
関連項目:
5.1a(必須)
5.5a(必須)
60. 優先度 1 テキスト 文字サイズ・フォント・および行間は、利用者が変更できるようにする。 5.6a(必須)
5.6b(推奨)
61. 優先度 1 テキスト 記号や省略表記を使用する場合は、音声での読み上げに配慮する。 5.5b(必須)
5.9c(推奨)
62. 優先度 1 テキスト 単語内にスペースや改行を挿入しない。また、半角文字と全角文字を混在させる場合は、音声での読み上げに配慮する。 5.5b(必須)
5.9e(必須)
63. 優先度 1 テキスト 機種依存文字(丸付き数字やローマ数字など)は使用しない。 5.1a(必須)
64. 優先度 2 テキスト 想定する利用者にとって一般的ではない言葉(外国語・専門用語・略語・社内用語など)を多用しない。 5.9b(推奨)
5.9c(推奨)
65. 優先度 3 テキスト 想定する利用者にとって、読みの難しい言葉や固有名詞などは多用しない。 5.9d(推奨)
66. 優先度 1 音声・映像 重要な情報を提示する場合は、警告音などの聴覚的な方法と、メッセージ表示などの視覚的な方法を併用する。 5.4c(必須)
67. 優先度 1 音声・映像 音声を使用する場合は、テキストなどによる同等の情報を提供する。 5.4c(必須)
68. 優先度 3 音声・映像 動画を使用する場合は、音声またはテキストなどによる同等の情報を提供する。 5.4d(推奨)
69. 優先度 3 音声・映像 自動的に音(BGMなど)を再生しない。 5.7a(推奨)
関連項目:
5.1a(必須)
70. 優先度 3 音声・映像 動画や音声で情報を提供する場合、利用者側で音量調節や再生/停止ができるコントロール機能を設ける。 5.7b(推奨)

検証方法

ウェブコンテンツが、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針の要件を満たしているかを検証する方法を紹介します。

関連知識

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