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【プロ野球】

藤浪が中5日 自力V復活でローテ再編

2013年8月20日 紙面から

次回の登板へ向け調整する藤浪=鳴尾浜球場で(山口登撮影)

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 阪神のドラフト1位ルーキー、藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭高=が19日、プロ初となる中5日で24日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発することが決まった。チームに自力Vの可能性が復活したことに伴うローテ再編で中5日の登板が解禁された。ドラフト制導入後の高卒1年目では2007年の田中将大投手(楽天)以来、史上7人目の10勝到達が懸かるマウンドとなる。

 自らを夏男だと思っている藤浪が、真夏の中5日登板にノープロブレムを強調した。開幕から疲労や故障のリスクを軽減するため、中6日を基本に大事に起用されてきたが、逆転Vへ今が勝負どころということで、高卒ルーキーの中5日が解禁される。

 「投げてみないと分からないです。ただ、パフォーマンスが変わってしまったら困るんで。良くなるのならいいですけど、悪くならないようにしたいです」。6イニング2失点で9勝目を挙げたヤクルト戦から一夜明け、鳴尾浜球場での投手陣練習を終えると、そう言い切った。

 高校時代の連投体験が自信を支えている。プロとの比較について「楽なのはもちろん中6日の方が楽ですけど。別に間詰めて投げるのは、投げられないことはないですし」と話す。

 昨夏の甲子園は8月22日の準決勝の明徳義塾、翌23日の決勝の光星学院(現八戸学院光星)と連投で臨み、2試合連続完封で母校を優勝に導いた。「昨年まで2日連続で投げていたこともあったわけですし。そういう意味では別にどっちかというのはないです」。夏場にタフネスぶりを発揮する男の存在は心強い限りだ。

 ナゴヤドームでは中日戦初登板だった今月11日に9イニング2安打無失点で勝ち星を手にしており、いいイメージで臨める。高卒1年目では史上7人目(ドラフト制導入後)となる10勝目に向けて「一つの通過点というか達成できればいいかなと。とりあえず次の試合、1勝にこだわってやりたいです」。中5日のハードルもクリアして2桁勝利投手の称号をつかむ。 (中谷秀樹)

 

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