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政治
「ガルパン」人気で11万人超! 自衛隊富士火力演習に応募殺到 “戦車萌え”で町おこし、国防への関心まで!?
町おこしという波及効果も生んだ。ガルパンの舞台は茨城県大洗町で、ガルパンでは商店や街並みも描かれているため、実際に足を運ぶファンが急増した。
同町が7月13~15日に主催したイベントに10式を動員すると、昨年の5倍の約3万2千人が訪れる人気ぶり。東京電力福島第1原発事故の風評被害などで観光客数が落ち込む中、同町は「ガルパンの『聖地』という観光資源は復興に寄与している」と歓迎する。
防衛産業も活気づく。動画サイト「ニコニコ動画」が4月に幕張メッセ(千葉市)で主催した「ニコニコ超会議2」に陸自は10式を出展。10式を開発した防衛産業担当者による異例のトークショーも開き、多くの来場者が耳を傾けた。
陸幕広報室長の大塚裕治1佐は「自衛隊と防衛産業は車の両輪。実際に見て聞いて触れて、どんな装備で日本を守るか感じてもらえれば」と話す。国防への関心も高めてもらうため、陸自ホームページでは7月2日から離島侵攻などでの戦い方を紹介する動画を公開している。
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富士総合火力演習 陸自による国内最大規模の実弾射撃訓練で昭和36年から毎年開催。昨年は隊員約2400人と戦闘車両約80両、航空機約30機の陸自装備に加え海自のP3C哨戒機、空自のF2戦闘機も参加し、離島侵攻に対する制圧・奪還作戦を披露した。
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