欧州株:下落、鉱山株と銀行株が安い-FOMC議事録に注目
8月19日(ブルームバーグ):19日の欧州株式 相場は下落。指標のストックス欧州600指数は前週まで週間ベースで3週続伸していた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の21日公表を控え、米当局が量的緩和を縮小するとの観測が強まっている。
鉱山株が総じて安く、スイスのグレンコア・エクストラータは2.1%下げた。スイスのセメントメーカー、ホルシムは1年9カ月ぶりの大幅安。UBSによる投資判断引き下げが売り材料。スペインとイタリアを中心に銀行株が下落。ウニクレディトとサンタンデール銀行の下げが目立った。
ストックス欧州600指数は前週末比0.5%安の304.77で終了。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が米景気が見通し通りに改善すれば緩和縮小は可能だと示唆した5月22日以降、同指数は1.9% 下げている。
UBS(チューリヒ)のアセットアロケーション共同責任者、マーク・アンダーセン氏は「FOMC議事録が今週の大きな焦点で、米当局による緩和縮小をめぐる不透明感が相場を押し下げている」と語った。
19日の西欧市場では18カ国中15カ国で主要株価指数が下落した。
原題:European Stocks Retreat as Glencore, UniCredit Drop; KentzJumps(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:チューリッヒ Corinne Gretler cgretler1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Andrew Rummer arummer@bloomberg.net
更新日時: 2013/08/20 01:50 JSTニュース一覧
注目のセクション