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福島第1原発、タンクから高濃度汚染水が漏えい=原子力規制庁

2013年 08月 19日 22:17 JST
 
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[東京 19日 ロイター] - 原子力規制庁は19日、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原発のタンクから高濃度の汚染水が漏えいしたと発表した。同庁担当者によると少なくとも120リットルが漏れた。海への流出は確認されていないとしている。

東電によると、19日午前9時50分頃、パトロール中の同社社員が汚染水貯留タンクのせき(コンクリート製)の弁から水が出てるのを発見。規制庁によると、せきの外側2カ所で汚染水の水たまり(計120リットル)を確認した。

規制庁の保安検査官が確認したところによると、水たまり周辺の空間放射線量は毎時20ミリシーベルトと高い数値だという。汚染水自体の放射性物質の濃度は未確認。

漏れた場所は特定できていないという。同庁担当者はロイターの取材に対し、「漏れを特定して止めていないので、漏えいが続いている可能性はある。保安検査官が目視で確認したところ、水たまりが大きくなっている状況やタンクから(汚染水が)にじみが出ていることは確認されていない」と説明した。

原子力規制委員会は今回の汚染水漏れについて、国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)のレベル1の「逸脱」に当たると暫定評価するとともに、東電に対して漏えい箇所の早期特定とモニタリングの強化、汚染土の回収を指示した。

 
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8月19日、原子力規制庁は、東京電力福島第1原発のタンクから高濃度の汚染水が漏えいしたと発表した。写真は同原発の監視地点で6月撮影(2013年 ロイター/Toshifumi Kitamura/Pool)

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