福知山・屋台爆発:死亡の10歳児童 全身70%のやけど
毎日新聞 2013年08月19日 21時00分(最終更新 08月19日 22時49分)
京都府福知山市の花火大会会場で15日夜に起きた爆発事故で、全身やけどで入院していた大阪府高槻市真上町6、黒田直希さん(35)が19日午後、死亡した。京都府警福知山署が発表した。同事故による死者は3人目。
府警によると、黒田さんは事故当日、福知山市民病院(福知山市)に搬送され、その後、京都第一赤十字病院(京都市)に転院した。府警は、黒田さんも、亡くなった2人と同様に火元となった屋台の裏側にいたとみて調べている。
同事故では、17日に京都府京丹波町の竹内弘美さん(44)、19日午前に同町の山名空君(10)=同町立丹波ひかり小5年=が死亡。山名君の死因は、府警による検視の結果、全身の70%をやけどした重症熱傷と判明した。
黒田さんの近所の人らによると、黒田さんは両親と姉との4人暮らし。バイクが趣味らしく、自宅ガレージで黒いスクーターの手入れをしている姿をよく見かけたという。黒田さんには嫁いだ妹もいて、黒田さんの両親は昔、近所の人に「姉妹のけんかの仲裁をしてくれる優しい息子」と話していたという。
【堀智行、村田拓也、大久保昴】