実はこの記事は今年の1月にアップしたものですが、
週刊まきうさぎの中でも検索ワードがいまだに多い記事なので、
今回泊ったポートピアホテルオーバルクラブフロア(とってもよかったです)と
対比をする上でも、再度アップしてみようと、少し手を加えてアップしてみました
ポートピアホテルオーバルクラブフロアについては近々記事をアップする予定です
昔の記事の2度上げで申し訳ないのですが、読んで頂いてコメント頂ければうれしいです
そうそう、このころのまきうさぎ、ほとんどコメントなんてくれてないよね、あはは
念を押しますが、これはあくまで昨年ラ・スイート がオープンして直後の記事なので
今はどうなってるのかわかりませんが、この宿泊に10万近くだしたまきうさぎとしては
今がどうあろうと2度とここに泊ろうと言う気分にはなれません
それでは、以下が記事ですので、例によって長~いですが、よければお読みください
過去記事「ラ・スイート神戸 」ですが、
早速8日の土曜に泊まりに行ってきました
丁度チェックイン時に総支配人の檜山さんが顔を出してくださり、
「今日はちょうど朝日放送の『旅サラダ』に紹介されまして、
電話がもう鳴りっ放しでして…」と
嬉しそうにお話してくっださったのですが。
チェックイン後、ベルガールが部屋まで案内してくれるのですが、
1泊だから小さなボストンで行っているとはいえ、
「お荷物お持ち致します」という一言もなく、一人でさっさと歩き出したのにはびっくりでした
エレベーターはウェスティンやマリオットなど一部外資系ホテルのエグゼクティブフロアは、
カードキーを差し込まなければそのフロアに止まらないシステムになっていて、
ここも同様宿泊客が鍵穴にを差し込まないとボタンを押しても動かない仕組みになっていました。
セキュリティーのために海外のホテルではかなり以前からこういうシステムになっているのですが、
日本ではまだそれほど浸透しているわけでもないのに、その説明も一切無しです
こういうシステムに慣れているまきうさぎはすぐにわかりましたし、
彼氏もベルガールの動きをしっかり見ていたのでわかったようですが
なんの説明もないのはちょっとどうかなと首を傾げたくなります
さらに部屋に到着してから、普通のホテルでは
よほどの常連客でもない限り、
「お部屋の空調などはこれでよろしいでしょうか」
「なにかご質問などはありますでしょうか」
といったことを尋ねるものですが、それも一切なく
こちらがコーヒーメーカーについて尋ねた時にようやく、
しどろもどろに「えーとこちらが豆になっておりまして、
こうしてお使いください」と説明した程度です
いったいこのベルガールは何のためにいるのか首を捻りたくなるような感じで
ただ部屋へ案内しただけなら不要なのではと思いますよね。
しかもこれほどの高級を謳うホテルでありながら
ターンダウンサービスがないというので、仰天です
まきうさぎとしてはリクエストしておきましたが、
これにも本当にかな~りびっくりでしたね
さらにインビテーションカードが置かれているのはいいとして、
なんと「まき」の字を間違えているではないですか
ゲストの名前を間違えたインビテーションカードなど失礼極まりないものですから、
これにもびっくり それならいっそ置かない方がましというものでしょう
夕食時、鉄板焼きを食べに行くと、どうもその筋らしき男性が結構ケバイ女性と二人で食事をしながら、
スパスパたばこを吸っていてていました。12人しか座れないようなカウンターで、
隣にはバーラウンジがあるのだから、全席禁煙にすべきだと思うのですが
たばこが大嫌いなまきうさぎは、その真隣に案内されたので、
少しだけ離れた席に案内してくれたのですが、いかんせんそこは景色がいまいち
私としては食後にたばこを一服というのを否定する気はありませんが、カウンターの真隣で
スパスパやられると、こちらの食事の味も香りも台無しです
よって まきうさぎは、食事中にたばこを吸う人をグルメだとは決して認めません
たとえ自分が食事が終わっていたとしても、隣の人は終わってないのだから、
そんな配慮もできずにたばこを吸うこと自体にその人の配慮のなさが見えてしまいます。
幸いなことにそのケバイ成り金風のカップルはすぐに食事を終えて出て行きました。
景色のいい席が空いたので、座席をチェンジしてくれるようギャルソンの女性に依頼すると、
返事は良いものの行動がやたらと遅い、遅すぎるのです
彼女はいつまでたってもテーブルを片づける様子もなく、モタモタと何かをメモし、
中の鉄板焼きのシェフに座席の移動の報告もしていないのか、
シェフは私達の前の鉄板に油をひき始め、前菜を出して来たので
「え席の移動をしますから」とびっくりして言うと、「え失礼しました」と前菜を引っ込める有様。
かなりの空腹状態なのに、やたらと待たされた後、ようやくそのギャルソンは私達に
「ちょうど4つお席が空きましたので、どのお席がよいか、前まで行って試して頂いた方が」と、
すでに油よけのナプキンをよだれかけのような状態で付けている私達を、
前の人たちの食事の見苦しい残骸の残った座席の前に立たせたのです
呆れながらも「じゃあこっちの席で」と答えると「ではまた元のお席で少々お待ちくださいませ」と
またまた元の席に座らされました。 なんなのでしょうか
なんだか間抜けな格好で無駄に移動だけさせられた私達。
さすがに彼氏もムッと来たらしく、
「さっさとテーブル片づけてからどっちがええか聞いて
そこに座らせてくれたらええんちゃうん」と言っていました。
全くまきうさぎも同感です
こうしてレストランに入ってから前菜にありつくまでに
なんと30分近くを要したのです。信じられません
5時半からと8時からの2部入れ替え制だと言われて、仕方なく8時から予約していた私達は、
かなりお腹が空いている状態なのに、こうしてさんざん待たされたのでした。
特に美味しいとも思えない料理でしたが、お値段だけは一流でした
お肉のソースの説明もきちんと覚えていないらしい彼女は、しばらく言い淀んだ挙げ句、
ボソボソと誤魔化して説明をして終わり。すべてがあまりにお粗末な印象です。
そうして翌朝の朝食は、和食はまだしも、
洋食は強制的にクロワッサンとかデニッシュペストリー、
そしてなぜかスコーン??
焼きたての厚切りトーストを食べたいまきうさぎとしては
冷たいパンなど全く美味しくないし、無駄に種類は多い割に、
各々の量がほんのちょっぴりのジャムにも興ざめ。
さらに卵料理も強制的にポーチドエッグ。
オムレツとかスクランブルとかボイルドエッグとか
チョイスできない朝食ってどうなんでしょう
しかもコーヒーのミルクに睫毛か埃かが浮いていて、ボーイに
「何か浮いてるけど…もうミルクはいりませんから」とミルクピッチャーを渡しても
「はぁ」と言って下げていきました。「大変申し訳ございません」という言葉もなしです
チェックアウトもデスクが2つしかないから混み合うに決まっているのだから
クイックチェックアウトサービスを導入しておけばいいと思うのに、それもないために
宿泊客が不満げにロビーのあちこちに立ったままでチェックアウトの順番を待っていました。
フロントにソファが少ないために立ったまま待つこと10分以上、
やっとソファに座ってからも10分以上待ち、やはり30分近く待ちました。
はっきり言ってこれだけのハード面を充実させながら
ソフト面(人材)の教育が全く行き届いておらず
お粗末この上ない有様いったいどうやったら
ここまでひどい人材を集められるのか不思議なくらいです。
中にはまともなホテルマンもいるのですが
まともだというだけで特に優秀なわけではありません
それに客層も お金は持ってるけれど品はないという感じの人が多く、
しかもホテルマンも再教育がかなり必要な人が多い(というかほとんどお粗末)となれば
はっきり言って上客はリピーターにはならないでしょう
建物が立派でも中身が伴わないホテルの典型例となりそうです
帰り際に檜山さんとお会いでき「ごゆっくりしていただけましたか」と尋ねてくださったのですが、
「うーん…残念ながらソフトの再教育がかなり必要そうですよね」と事情を話している最中にも
フロントデスクの女性があたふたとやって来て、会話に割り込み
「先ほどは『カードのお控えをご一緒にお入れした』と申し上げたのですが
手違いでこちらに残っておりましたので」と私に手渡す始末で、
気の毒に檜山さんは目の前で早速失態例を見せつけられてしまう形となりました
檜山さん自身の名誉のために言うと、
彼は関西の「メーテルドテル協会」の会長であり、
非常に優れた接客能力を持つ人なのです。
いつも笑顔で応対し、その道ではかなりの有名な方です。
今回もその腕を買われて総支配人となっているはずなのに、
彼をしてもこのようなお粗末なホテルマンしか
開業までに育たなかったということなのかと
少々気の毒というか残念に思いました。
帰りに隣のホテルオークラのエステ「ゲラン・パリ」に言ってその話をしていたら、
エステティシャンが「あ、そういえば他のお客様からも同じようなお話をお聞きしたんですよ」
ということでした。やれやれ、やっぱりね…。
ホテルは一期一会。一度こんな接客をされるともう二度と行く気にはなれません
顧客の心を掴むチャンスはたった一度しかないということを
果たして「ラスイート」のホテルマン達は知っているのでしょうか
少なくともまきうさぎは、それなりに高価な値段を支払って、こんなお粗末さなら、
二度と行こうとは思わないし、他の人に尋ねられたらお勧めできないホテルだと答えるでしょう。