ソーシャルゲーム大手ＧＲＥＥ（グリー）は８日、ＳＮＳサービス「グリー」への３万９５９０件の不正ログインを確認したと発表した。該当するアカウントの利用を順次、停止している。

　同社によると、７月２５日から８月５日にかけて、計７７４万８６３３回、不正にログインを試みたサイバー攻撃があった。３万９５９０アカウントに不正にログインされ、グリーに登録された氏名、携帯電話のメールアドレス、地域、生年月日、性別、コイン履歴の一部が不正に閲覧されたため、同６日、サポートページに不正ログインがあったことを告知。クレジットカード情報はシステム内に保存していないという。

　同社は、不正ログインの侵入経路を遮断し、攻撃を防ぐための対策を実施したとしている。また、他社のサービスから流出したメールアドレスなどが不正アクセスに利用されている危険があるとして、利用者に対し、ほかのサービスと同じメールアドレス、パスワードを組み合わせて利用している場合は、変更するよう呼びかけている。【岡礼子】