ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『爆転シュートベイブレードCCG』のルール解説。
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爆転シュート ベイブレード
キャラクターカードゲーム
Last Update 04/01/21 文責:DOP
●ゲームタイプ
複数(2人〜)対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはブレイダー(独楽回しの選手)となり、自慢のベイ(ベーゴマ)で相手をぶちのめす。
●原作
TVアニメ『ベイブレード』シリーズ
対戦式ベーゴマ『ベイブレード』
●世界設定
新世代のベーゴマ“ベイブレード”。それは簡単に回すことができるシューターの存在と、
パーツ単位でのカスタマイズを可能とするバリエーション展開で、日本はおろか世界中の子供たちをも魅了していった。
ところがそのベイブレードに、ある変化が起きていた。
個体識別用のビット部分に、目に見えない“聖獣”が宿るベイが登場しだしていたのである。
この聖獣とベイを操るブレイダーとの心の共鳴によりベイは持ち主の意のままに動き、
ベイブレードは単なるベーゴマから、フィールドの格闘技へと進化していったのだ。
●本ゲームについて
日本中に一大ブームを巻き起こしたベイブレードのTCGです。
もともとベーゴマ自体がTCGの類似ジャンルであったため、
本ゲームはオリジナルほどの人気の獲得には至りませんでしたが、
素早い展開で手軽に遊べるゲームに仕上がっています。
なお、今回は2人対戦用のルールを基本として解説します。
※Decipher社の同名TCGとは別物です。
●○勝利条件○●
●○事前準備○●
●デッキ(1回分のゲームカード。1人3組のデッキを用意すること)
- デッキ枚数: 7枚ちょうど。
- 構築条件: ベイブレードカードが1枚以上入っていること。
●その他準備
○ゲーム間交換カード: 無し。
●○ゲーム開始時基本設定○●
●開始時基本設定
- 勝利数(勝利したラウンド数): 0回。以後蓄積する。
- 開始手札: 7枚(1デッキそのまま)。
- マリガン: 考慮不要(カードドローが存在しない)。
- ファーストドロー制限: 考慮不要(カードドローが存在しない)。
●○その他構成○●
●基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 考慮不要(1ラウンドごとにデッキ使いきり)。
- ライブラリアウト: 考慮不要有り((1ラウンドごとにデッキ使いきり)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: スタジアム・必殺技カード。それぞれエレメンタル判定により全軍で1枚のみ使用可。
- 攻撃は、互いにベイブレード同士での1対1で行われる。
●○開始準備○●
●○全体の基本進行○●
ラウンドと呼ばれる手順を3回繰り返した時点でゲーム終了。
※1ラウンド内に全てのプレイヤーが行動を行うため、ターンプレイヤーの概念は存在しない。
●○ラウンド(1回の手順)の進行○●
○デッキセレクト
- それぞれまだ使用していないデッキの中から、今回使用するデッキを選択する。
- それぞれ自分のデッキを手に取り、手札として使用する。
○スタジアム
- それぞれスタジアムカードを1枚裏向きで任意に場に出す。
- それぞれ「スタジアム!」と叫ぶ。
- それぞれ場に出したスタジアムカードを表向きにする
- 場に出したスタジアムードでエレメンタル判定(後述)を行う。
- 今回使用するスタジアムカードが決定され、効果が発動する。
○スタンバイ
- それぞれベイブレードカードを1枚裏向きに配置する。
- それぞれ場のベイブレードカードの脇に、持久力として手札のカードを裏向きに任意枚数だけ配置する。
- 持久力を1枚も配置しなかったプレイヤーはその時点でラウンドに敗北する。この場合は“勝利判定”へ進む。
○ゴー・シュート!
- それぞれ「ゴー・シュート!」と叫ぶ。
- それぞれ場のベイブレードカードを表向きにする。
- ベイブレードカードの最大持久力の値を超えた枚数の持久力がセットされている場合、
最大持久力の値になるまで持久力のカードを捨て札にする。
○ベイファイト
- それぞれ必殺技カードを1枚裏向きで任意に場に出す。
- それぞれ「ベイファイト!」と叫ぶ。
- それぞれ場に出した必殺技カードを表向きにする
- 場に出した必殺技でエレメンタル判定(後述)を行う。
- 今回効果が発動する必殺技カードが決定され、発動条件に問題なければその効果が適用される。
▲▽ エレメンタル判定 ▽▲
▽エレメンタルの比較
- まず判定に参加するカードが1枚しかない場合、無条件に“カード確定”へ進む。
- この時点で判定に参加するカードが出ていないプレイヤーは、以後今回の判定には参加できない。
- それぞれ判定に用いるカードに記載されている属性(エレメンタルマーク)を比較する。
- 比較して属性の強いほうが判定に残る。ただし強弱が循環してしまう場合、全て除外される。
- 次に同一属性や同格属性において、カード記載個数が多いほうが判定に残る。ここで数が同じ場合、全て除外される。
▽リベンジ
- 手札に判定に使用できるカードがある場合、「ベイリベンジ!」と叫ぶことでそのカードを判定に加えることができる。
- 1枚でもリベンジのカードが出された場合、“エレメンタルの比較”へ戻る。
▽カード確定
- 最終的に残ったカード1枚だけが、判定を勝ち残り効果を使用することが許される。
○ダメージ計算
- それぞれのベイブレードカードの攻撃力と防御力に各種修正を加える。
これが今回のそれぞれの攻撃力と防御力となる。
- それぞれ自分の防御力から相手の攻撃力を引く。引いた結果0以下になった場合、そのベイブレードカードはリングアウト(場外に飛ばされた)とする。
- リングアウトの結果から、以下のようにバトルによる勝者を決定する。
- 全員リングアウト: 引き分け。
- 一人だけリングアウトしていない: 残ったプレイヤーが勝者。
- 複数がリングアウトしていない: 残った中で、最も持久力が高いプレイヤーが勝者(最高値が複数いる場合、全員引き分け)。
○勝利判定
- これまでの結果からラウンドの勝者が確定する(引き分けの場合も存在する)。
- それぞれこのラウンドで使用したデッキを表向きにして、脇にどけておく。
●○1ゲーム終了時の処理○●
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
●○基本ルール細則○●
●エレメンタルシステム(属性について)
- スタジアム・必殺技カードにはそれぞれ属性(エレメンタルマーク)が記載されている。
- 属性はカード使用の判定(エレメンタル判定)に使用される。
- 属性は地・水・火・風の4種あり、それぞれのカードにはいずれか1種が記載されている。
- 属性の個数が多いカードほど、その属性内での威力が高いものとする。
- 属性には相性による強弱が存在する。強弱の関係は以下の通り。
- 地・水・火・風の4属性が同時に出てしまった場合、強弱が循環してしまうので、全てのカードが弱いものとする。
- 地と火での比較、水と風での比較は、判定においては同格の存在として扱う。
●○カード構成○●
●ゲームで使用するカード(コスト不要)
○ベイブレードカード
- 自分(のチーム)が使用するベーゴマ。
- それぞれ攻撃力と防御力、持久力(の最大値)を持ち、
己の回転を維持しつつ相手のベイを場外に弾き飛ばすために戦い続ける。
- それぞれ独自の回転方向を持っている。3人以上ので対戦の場合、
回転方向に記載されている方向の対戦相手に対して攻撃を行う。
- 一部のカードは磁力の極(S・N)を持つ。これはMGシステムを使用する特定のカードに影響する。
- それぞれ実際のベイブレードのビットチップ用シールを貼り付ける欄がある。
レギュレーションによってはここに能力値を修正するシールを貼り付けることが認められている。
○スタジアムカード
- 競技を行う会場や対戦フィールド。
- 1ラウンドに付き全員で1枚のカードの効果のみ発動する。
- 効果が発動するカードの決定は、エレメンタル判定にゆだねられる。
○必殺技カード
- 自分が使用するさまざまな技。
- 1ラウンドに付き全員で1枚のカードの効果のみ発動する。
- 効果が発動するカードの決定は、エレメンタル判定にゆだねられる。
●その他
○専用シールシート
- 実際のベイブレードに貼り付けるためのドレスアップシールのシート。
- このシールに付いているビットチップ用シールをベイブレードカードの指定箇所に任意に貼り付けることができる。
- これ自身はゲームに使用しないが、シールを貼ったゲーム用カードは普通にゲームで使用してもかまわない。
●○場の構成○●
- ゲーム中のカードは、場という空間に存在する。
- それぞれのカードは、ラウンドごとの使いきりのため、使用済みのカードは脇にどけておくこと。
●メーカー ブロッコリー
○発売開始 2001年7月
- ○ラインナップ
名称
| 発売時期
| 総枚数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
基本セット
| 2001/7
| 99
| スターター(40/1000)、ブースター(7/200)
|
ドランザーS同梱セット
| 2001/8
|
| スターター(40/1600)
|
大陸の覇者
| 2001/10
| 72
| ブースター(7/200)
|
氷河の帝王
| 2001/12
| 72
| ブースター(7/200)
|
構築済みデッキ
| 2002/2
| 2種
| 構築済みスターター(500)
|
古よりの伝承者
| 2002/3
| 72
| ブースター(7/200)
|
ジョイントブースター
| 2002/4
|
| ブースターセット(35/1600)
|
構築済みデッキ 第2弾
| 2002/6
| 2種
| 構築済みスターター(500)
|
構築済みデッキ 第3弾
| 2002/9
| 2種
| 構築済みスターター(500)
|
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