東日本大地震による自粛ムードにより深刻化しつつある県内の観光面への影響に対処するため、以下のとおり「鳥取発!がんばろう日本!」と題してキャンペーンを展開するなど、緊急対策を講じて鳥取県への誘客促進を図ります。
1. 「鳥取発!がんばろう日本!」プレゼントキャンペーン
大型連休中に鳥取県内の宿泊施設に宿泊される方(先着15,000人)で、「鳥取発!がんばろう日本!」と予約時に申し出ていただいた方に、もれなく鬼太郎グッズ、トリピーグッズをプレゼントするキャンペーン。
- 主催/鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合、鳥取県
- 対象期間/平成23年4月29日(金)~5月8日(日)
- 対象者/対象期間内に鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合の会員施設の予約および宿泊をされる方
- 対象宿泊施設/鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合の会員施設
2. 「鳥取発!がんばろう日本!」ワンコインキャンペーン
宿泊サイト「じゃらんnet」(会員数900万人)、「楽天トラベル」(会員数1,300万人)から、鳥取県の対象宿泊施設の特定プランを予約申込みいただくと、先着10,000名に500円分の館内施設の無料利用券がもらえるキャンペーン。震災以降(3月11日以降)、両サイトを利用した新規キャンペーンとしては、地方自治体として初めての試み。
- 主催/鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合、鳥取県
- 対象期間/平成23年5月9日(月)~7月15日(金)の宿泊
- 対象者/宿泊サイト「じゃらんnet」「楽天トラベル」から、キャンペーン対象プランにて宿泊予約された方
3. 鳥取県民感謝キャンペーン
鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合の会員宿泊施設による鳥取県在住者を対象とした特別キャンペーン。同キャンペーンの対象となる宿泊施設の特定プランを、直接電話にて予約申込みいただくと、500円または1,000円の館内施設の無料利用券がもらえる。
- 主催/鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合
- 対象期間/平成23年6月1日(水)~7月15日(金)
- 対象者/鳥取県在住者
4. キャンペーン広報
1、新聞広告等による鳥取県観光PR
今回のキャンペーンに加えて「鳥取発!がんばろう日本!」をアピールすべく、大型連休に向け関西・山陽・四国などをターゲットとして県外マスコミで積極的に情報発信。
2、メーリングリスト等のネットワークを活用したPR
広報課や県外本部のメールマガジン、県観光ニュースの配信網を活用し、春期観光情報を発信。(合計7千件程度)
3、「じゃらん」「楽天」Webを活用した緊急誘客宣伝活動
大型連休に合わせ個人旅行客が利用する宿泊サイト「じゃらん(会員300万人)」「楽天トラベル(会員1,300万人)」にてWEBでの誘客宣伝、会員等へのメール送信にて観光情報の提供。
5.その他
1、雑誌メディアおよびマスコミキャラバンによる鳥取県観光PR
「温泉」「健康」「治療」など、癒しやリフレッシュをテーマとして鳥取県の観光PRに結びつくような専門雑誌とのタイアップ企画を積極的に推進するとともに、関西・四国圏を中心に、マスコミキャラバンを派遣予定。
2、体験型教育旅行の誘致活動強化
震災の影響及び原発報道のため、関東方面以東への教育旅行について、行き先等変更が生じていることから、鳥取県観光連盟を中心として同旅行に対する県内誘致活動を強化。
3、旅行会社と連携した商品造成支援
鳥取県へ観光客を送客する旅行商品を企画し、販売促進活動や販売を行う旅行会社に対し、その経費の一部を助成するなど、旅行商品の造成を支援。
《参考》 温泉旅館などの状況
鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合調査 :加盟140施設中80施設から回答
- 3月11日~4月10日までのキャンセル数 10,839人
- 4月11日以降のキャンセル(連絡があったもの)見込み 15,109人
- 日帰りの懇親会、昼食等のキャンセル数 3,765人
温泉地名 |
3月11日~4月10日までのキャンセル数 |
4月11日以降のキャンセル連絡数 |
合計 |
日帰りの懇親会、昼食等のキャンセル数 |
岩井温泉(3設) |
111 |
41 |
152 |
10 |
鳥取温泉(4施設) |
800 |
242 |
1,042 |
775 |
東郷はわい温泉(13施設) |
1,272 |
8,353 |
9,625 |
46 |
三朝温泉(11施設) |
2,318 |
1,867 |
4,185 |
273 |
皆生温泉(20施設) |
4,998 |
4,125 |
9,123 |
1,301 |
その他(29施設) |
1,340 |
481 |
1,821 |
1,360 |
合計 |
10,839 |
15,109 |
25,948 |
3,765 |
鳥取県の国際観光の基盤となる米子ソウル便及びDBSクルーズフェリーについては、当面インバウンド(海外から日本へ入ってくる観光客)の利用回復が見込めないため、4月~5月は「アウトバウンド(日本から海外へ向かう観光客)利用による下支え」と「インバウンド復活に向けた下準備」を重点的に行い、風評被害が沈静化した後(6月以降を想定)、積極的な「インバウンド復活及び新規顧客(個人客など)獲得のためのプロモーション」に切り替えます。
【第一段階】 4月~5月の主な取組
(1)アウトバウンド対策
- 中海市長会、米子・境港商工会議所、鳥取・島根両県を中心とした利用促進を図ります。(3月30日に関係機関で申し合わせ)
- 山陰国際観光協議会による米子ソウル便利用促進緊急対策を実施します。(グループ支援拡充~支援額を通常の二倍、アシアナ&DBS併用の支援増額等)
(2)インバウンド対策
- 安全・安心な鳥取県をPRします。(韓国の旅行会社への情報提供、HP・ブログによる情報発信、韓国の旅行会社・メディア招請など)
- 県内事業者の状況を把握し、支援します。(外国人観光客誘致活動支援補助金の活用など)
【第二段階】 6月以降の主な取組
(1)インバウンド対策
- 一般・旅行者向けの情報発信を強化します。(韓国内での旅行博覧会出展、韓国パワーブロガー招致、旅行会社HP・旅行雑誌等への広告掲載など)
- 秋冬旅行商品及び新規旅行商品の造成・販売促進を支援します。(韓国旅行会社への支援など)