馬鹿の一つ覚えの設定(展開)・ライトノベル女性編
編集:中崎実<
幼女
美少女(特に一桁)は残酷である。
幼女が作る料理はたいてい美味い。
逆に、顔等をクリームだらけにしまくるのもお約束。
天才キャラが美幼女だった場合、50%の確率で家族の愛情に飢えている。
さらに80%程度の確率で、先入観を持たずに接する主人公にだけ心を開く。
(美)少女
美少女は大きくふたつのタイプに分かれる。
自分の意思で能力を十全に発揮できるタイプはダウナーか冷血。
能力が不安定なタイプはおっとり、ドジ、天然ボケ。
どちらのタイプも暴走しやすいが、確率としては前者の方が高い。
辺境に独りで住む少女は、必ず訳ありである。
文明崩壊後の世界が舞台なら、
少女は失われた記憶の継承者
もしくは、旧文明の遺産を起動させる鍵。
ファンタジー系なら、
公認されてはいないが大国の王位継承権の所有者、
または、その姿のまま永遠に生き続けている存在。
そしていずれの場合でも、美少女である。
少女の住んでいる辺境は水と森に囲まれた、湖水地方やスイスみたいな風光明媚な場所。
花売りとか菓子売りとかの少女は例外なく美少女で、ブスであることは滅多にない。
可愛い女の子は大人の女性達の着せ替え人形と化す。
ちなみに、その子の形容詞は「無愛想」だったりする。
「ネットの海で生まれた生命体」の名目での美少女は必須である。
そうやって登場したヒロインは全裸でいることが多い。
「ドロシー」という名の女性キャラは、高確率で変な性格である。
「アリス」
女性キャラなら少女。
コンピューターなら狂う。
美人への変貌。
メガネをコンタクトにかえる。
痩せる。
著名なメークアップアーティスト、もしくはスタイリスト、プロに着飾ってもらう。
これでどんな女の子も原形をとどめないほどの美人に生まれ変わる。
(美)少女生息地
大きな町(都市)は美男美女ばかり。
>……地方は不美人だけか?
地方もそれはそれで美人だらけ。
>特に酒場・宿屋・武器屋の娘の美人率は100%。
>あ、あと村長の娘もな。
>「村に一件だけの教会を取りしきる女司祭」も。
(並)少女
ちょっとおしゃまな女の子は、主人公(男)に最初に会ったとき、「よく見ると顔はまぁまぁだけど服のセンスが悪い」と評価する。
大家の娘は萌えポイントを何らかの押さえていなければならない。
んでもって大屋の娘は商店街(もしくは市場)の人気者だったりする。
酒場のウェイトレスは、とりあえず尻を触られる役回りである。
美女
うら若き女性の場合
美女と野獣のコンビは多い。
>しかし、そこから愛に行き着く展開が多いのかは知らない。
男か女かよくわからないヤツはまず女。
お姉さまの場合
主人公が10代の場合、20代前半の美女はやたら達観している。
>でもって、二十歳以上のキャラはおばさん扱いされる。
主人公のお姉さん的存在は、多くの場合、非業の死を遂げる。その原因は、
主人公のミスもしくは
主人公をかばって
のどちらか。
ただし、ヒロインの死ほどには、主人公のトラウマとはならない。
お姉さんキャラはかっこいい敵将(騙し)マンセーになり、騙されて敵としてでてきたりすることがある。
たまたま仲良くなったお姉さんキャラの正体がかっこいい敵将。
この場合、
イベントの最後でおいしいところを全部さらったあげく、
「次に逢うときは戦場で」とのたまって去っていく(投げキス付き)。
敵(お姉さんにとっては自軍)の卑劣な工作を阻止するのを手伝ってくれたりする。
最後に「もし、違う形で逢ってたら」とか思わせぶりな台詞を残して立ち去る。
お互い深く詮索せずに終盤まで仲良しのまま。
肝心な部分はぼかしたまま、励ましたり愚痴を聞いたりの関係が続く。
ラスト付近で立ちふさがるときは、「気が進まない」と言うわりに鬼のように強い。
化粧がケバイ美女は、どうあがいてもサブ控えか噛ませ犬である。
若くない場合
妖艶な年増美女は掛値なしに悪党である
どこか陰のある妖艶美女は妙にやさしいところがある。
※編者注:「妖艶」の語がふさわしい美女は熟女系だろう、という思い込みにしたがって編集。
男装の麗人
「中性的」と称される男キャラは五分の確率で女。
男装キャラはなぜかバレない。
男っぽいキャラの胸を突付くと、妙に柔らかい感触が……。
>で、フラグが立つ(笑)。
バレるときは主人公などがバランスを崩して偶然胸を触ってしまう
あるいはシャワールームで鉢合わせする
または男子寮で同室になって(ry
発覚するのは温泉等が妥当
男装の少女
男装した少女は、何かの拍子に「きゃっ!?」という悲鳴を上げ、読者に正体をアピールしてしまう。
怪我をして、手当てのために主人公が無理やり服を脱がせ……そうになると、男装の少女であることがばれる。
にわか雨が降ると、男装の少女であることがばれる。
うす汚れた掻払いのガキを風呂に入れようとしたら、男装の少女であることがばれる。
成人女性(高齢)
ばばあは過剰に憎憎しい。
目の前で大昔美人だった事を自慢する搾りカスは、数話後に不思議なアイテムで若返る。
それを見て思わず萌える主人公、しかし直後「〜歳だしな。本当は。」と苦悩。
>原典はやはり乾燥ワカメなのだろうか?
ひめさま
唐突に仲間に加わったオテンバ娘が実はお姫さま。
で、正体がばれるとドレス着て猫かぶる。
お姫様と入れ替わる庶民の娘は、さらわれる。
入れ替わった姫様は、壮絶な世間知らずっぷりを炸裂させて周囲を唖然とさせる。
入れ替わりを経験した姫様は、一般社会での経験をもとに、後の世でも称えられる名君となる。
わがままお姫様は自分よりさらに我が強い相手に惹かれる。
プリンセスは捨てられる。
封印されたお姫様は、巨大なクリスタルの中に閉じこめられている。
おぜうさま
お嬢様というものは
超天然
超おっとり
超タカビー
超我侭
の、いずれか一つである。
どんな世界であろうと巨大な豪邸に住み、彼女の手下と化している執事がいる。
>最近のお嬢様は執事より強いんだよ。
まれに「貧乏で家の再興を目指すお嬢様」というのがいるが、その場合彼女の金銭感覚はとても恐ろしい物である。
例)「う……うまい棒が二本で二十一円ですって!? 何故ですの、一本なら十円なのに!」
「ホーッホッホッホと笑う」=「高飛車な金持ちのお嬢様」である。
十代前半にしてすでに風格をただよわせるのが御嬢様である。
この場合、当主で完璧超人な父親は既に他界しているか長期外出中のどちらかである。
お嬢様が姉か妹かに関わらず、若様はお嬢様に頭が上がらない。
そしてお嬢様は、近親相姦スレスレの強烈なブラコン。
しかし、それを隠そうとして、若様にはそっけないと言うか「嫌われてるんじゃ?」とも思える対応を繰り返す。
「お嬢様と執事」という表現だと執事は爺さん(戦闘力強し)、「お嬢様と使用人」という表現だと使用人は書生の兄ちゃんである。
お嬢様と使用人が恋愛に陥る場合、以下のパターンのいずれかへと向かう。
その1
使用人:「お、お嬢様、俺はもう…」
お嬢様:「いけないわ、○○○、こんなことがお父様に知れたら」
その2
使用人:「いけませんお嬢様、こんなことが旦那様に知れたら」
お嬢様:「フフフ…………なぁに、○○、お父様がそんなに怖いの?」(あざけるように挑発)
そして、あの懐かしの黄金バカ一。「○○! 私と一緒に逃げてっ!」となる。
お屋敷のお嬢様が月夜にベッドを抜け出して出かけようとしている場合、後を着けるのはやめた方がいい。
シャレにならないほど怖い目にあって気を失い、汗まみれで自分のベッドで目覚めることになる。
そして、「なんだ夢か」だけでは済まない。
ボスの娘
善悪を問わず、「組織」のボスには、美しい娘がいる。
冷酷なボスも娘には甘い。
何らかの裏組織の娘(高確率で一人娘)に甘いボスで、
いざという時、娘に対して厳しく当たれるボスがいるのが、主人公サイド
どんな時でもベタ甘なボスがいるのが、敵サイド
である。
昔は年端もいかない幼女だったが、近頃は年頃の娘が多い。
これは、ボスを殺した奴との恋愛シーンをどうとかするためである。
目の前でボスを撃たれた娘がマジギレ、娘が再興した組織の方がずっと手強い相手になって主人公の前に立ちはだかることがある。
中国娘
中国娘は必ずチャイナ服を着ている。
中国娘は必ずクンフーが得意である。
中国娘の必ず語尾に変なアクセントがある。
中国娘は髪を必ず団子にする。
中国娘は髪を必ずロングヘアにする。
魔法使い・魔女
魔女=すげえ美人 or 醜いババア である。
である。
※例外:魔界都市のガレーン=ヌーレンブルク
すげえババアなのに、時折身の毛もよだつほど妖艶な微笑を浮かべる。
ホントの意味での魔女か。ああ、モェ
女のすごい魔法使いは子供に見えるが、実は100歳オーバーである。
剣士
女戦士は自分を負かした男に惚れる。
戦うと、胸元を敵の剣の切っ先がかすめ、ポロリ。
人外ビューティ
感情をインプットされていないはずの美少女アンドロイドが「特殊イベント」に突入すると、未知のデータが起動する。
主人公に惚れた時「メイン回路に未確認データ、理解不能、理解不能…。」
激鬱状態の時「モニターから未知の液体…、理解不能、理解不能…。」
>どーでもいいことだが、起動するのはデータではなくシステムではなかろーか。
銃弾をも跳ね返す鋼のボディを持った女性型アンドロイドの乳は柔らかい。
眼鏡っ娘
眼鏡っ娘御用達の眼鏡は着用されている限り、レンズのヒビ割れ以上に破損することはない。
眼鏡っ娘は大量に予備の眼鏡を持っている
眼鏡っ娘は、眼鏡を取ったら超美少女である。
メガネっ子 メガネを取れば かっわゆーい
……お粗末さまでした。
幼なじみ
幼馴染は、勝気で素直じゃない女の子である。
幼馴染みは勝気な少女で、イマイチの主人公に何かの美点を見つけている
気が付かなかった初恋の相手は、幼馴染である。
幼馴染は、子どもの頃の結婚する約束をずっと覚えている。
幼馴染みは幼少の頃に主人公に助けられたことがある。
その事実を主人公は忘れているが幼なじみは覚えている。
もしくは、二人とも忘れているが肝心な瞬間に記憶が蘇る。
主人公というやつは
身近にいる元気のよい幼なじみの少女がどれだけ可愛くても、突然現れる転校生や見知らぬ女に惚れてしまう。
>あ、別に主人公だけに限った話じゃないか・・・・・・
途中で「いつもそばにいてくれた大切な人がいることに気付いた」とか言いだして 結局は幼なじみとくっつくケースが非常に多い。
とりあえず幼なじみは敵に誘拐されとけ。
メイドさん
若くして家督を継いだ当主が、心惹かれるのは、無口ではかなげで清楚で控え目なメイド。
当然、幼い頃になくなった母親のイメージが、彼女に重ね合わせる。
>ええぃ、若いお金持ちのボンボンは、マザコンばっかりか!
※編者注:
イギリスの上流階級家庭で母親と接触が少ないまま育った男性が、「母親に怒られているようだ」とSMの年増女王様に惹かれるパターンも多いとか。どこまで本当か知りませんが、新宿で女王様をなさっておられる方に聞いた話です(ちなみに、SMで鞭を振るう役回りの女性を英語ではstrong governnessつまり「強い女教師」と呼ぶそうで)。
御曹司とメイドの恋愛の場合、以下のパターンへと向かう。
御曹司:「○○、僕は……」
メイド:「いけません、××様、わたくしはただのメイド、そのような事はお忘れになって下さい」
で、そこで
引き下がるか、
「そんなの関係ないよ!!」とか言ってメイドを抱きしめれば
ライトノベルである。
>御曹司がキれて、「お前は僕のメイドだ!僕の命令に従え!!」とか言い出してメイドを押し倒すとエロ小説。
メイドさんが元・アサシン少女だった場合:
屋敷に入り込んだ理由は、ターゲットを暗殺するためである。
ある日主人に呼ばれ、「君はよく働いてくれる、ボーナスとして何か欲しいものはないかね?」と尋ねられた場合、メイドさん暗殺者は相手の命を所望する。
ここでご主人様が普通の人の場合、メイドさん暗殺者は
従者によって返り討ちされる。
最強の執事が割れた鏡の向こうから現れ、返り討ちされる。
ご主人様が鬼か悪魔のように強い場合、
主人「ふ、私を倒すというのか…面白い。一月だけ時間をやろう。それまでに私を倒せるか試してみるがいい」
な展開になる。
>んで強すぎる主人に感服してしまい、暗殺集団の本部が瓦解したあとは、ターゲットだったはずの主人に忠誠を誓ってしまうのな。
メイドさん暗殺者の今後の人生としては、ご主人様に信頼されて、ご主人様の息子の養育係りに任命される。
そしてある日誘拐されたジュニアは、誘拐犯たちに向かって「うちのメイドの○○○○はおまえたちより強いぞ!」と言い放ち失笑を食らう。
ところが、助けに飛び込んできた戦闘メイドによって、仁義なき阿鼻叫喚の修羅地獄が展開され、誘拐犯たちはジュニアの言葉の正しさを思い知らされる。
暗殺者メイドは普段人前、特に坊ちゃんの前ではか弱いメイドの振りをしている。
ある日ついにその過去の正体が暴かれることになるが、坊ちゃんは最終的に暗殺者メイドの全てを受け入れる。
「×××(暗殺者の名前)なんて知らない。そんな人はどこかで死んだんだ。僕の知っているのは○○○(メイドの名前)という家族だけだよ!」
預言者と其の傾向についての考察
老女の場合
予言は必ず外れる。
「おお、愛の力が運命すらを超えて」
とかならず外れたときの言い訳をのたまう
美少女の場合
命を賭して主人公を救い死んでいく(大団円の場合有り)
身代わりになる場合、
「いいの、私が身代わりになることは決まっていたの」
と前言を翻すことをいけしゃあしゃあとのたまう
しかし、死に際のためだれも突っ込めない。
タイプ別行動パターン
重い荷物を持った女性(少女)が階段を登る場合、
マスコット系キャラ、もしくは妹系ヒロインならば、落下して主人公に助けられる。
正統派ラブコメヒロイン(おてんば系)ならば、主人公の上に落下し、モメる。
ヒロイン引き立て系キャラならば、主人公の上に荷物だけを落っことす。
姉御系キャラならば、何事もなく登りきる。
>あるいは、主人公の荷物も持って上がる。
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