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参院自民党・勝手に選挙力ランキング:その3

2013年8月15日:パート2

 選挙の強さを示すのは、「得票数」ではなく「得票率」だ。 最初に今回の参院選挙における「得票率」を見てみよう。 得票率ベスト5は以下のとおり。

<参院選挙・最新得票率ベスト5>

1位:林芳正 :山口県 :79.4%(得票数:455、546)
2位:世耕弘成:和歌山県:77.3%(得票数:337、477)
3位:堂故茂 :富山県 :77.1%(得票数:328、638)
4位:山本一太:群馬県 :71.9%(得票数:580、144)
5位:滝波宏文:福井県 :70.6%(得票数:237、732)

 次の指標は得票数。 7月の選挙での「1人区の得票数」のベスト5を並べると以下のようになる。

<参院選挙・1人区得票数ベスト5>

1位:山本一太:群馬県:580、144
2位:大野泰正:岐阜県:500、580
3位:石井正弘:岡山県:490、727
4位:森まさ子:福島県:484、089
5位:林芳正 :山口県:455、546

 各候補者の選挙力を測定するための3番目の指標は、選挙区に主要野党(特に最大野党の民主党)の候補者が立候補しているかどうかだ。 今回の参院選挙では、過去にかなりの得票実績を有しているにもかかわらず、民主党が候補者を擁立出来なかった「不戦敗の選挙区」(たとえば山口、和歌山、富山等)があった。

 比例区の民主党候補との票の連動を考えれば、地方区での「不戦敗」を選ぶことは、最大野党としてあり得ないと思っていた。 この現象を目の当たりにして、民主党の敗北を確信した。

 最大野党(or主要野党)の候補者がいた選挙区と共産党だけがライバルだった選挙区では、得票率をめぐる条件がかなり違う。 そこで民主党の候補者がいた選挙区(1人区)を抽出して、得票率のランキングを作ってみた。 結果は次のようになった。

<参院選・民主党候補のいた選挙区得票率ベスト5>

1位:山本一太:群馬県:71.9%(得票数:580、144)
2位:滝波宏文:福井県:70.6%(得票数:237、732)
3位:長峰誠 :宮崎県:69.3%(得票数:314、599)
4位:山田修路:石川県:64.8%(得票数:321、286)
5位:山下雄平:佐賀県:64.6%(得票数:223、810)

 個々の候補者の選挙力を弾き出すもう1つの重要な数字は、次点候補との得票数の差だ。 次点候補の得票率も、「条件が同じだった場合の得票率」を推定する手助けとなる。 「次点候補との得票差」と「次点候補の得票率」の2つの数字を調べてみた。 結果は以下のとおり。

<参院選・次点候補との得票差ベスト5>

1位:山本一太:群馬県 :456、419(次点候補得票率:15.3%)
2位:林芳正 :山口県 :360、066(次点候補得票率:16.6%)
3位:石井正弘:岡山県 :309、863(次点候補得票率:24.1%)
4位:尾辻秀久:鹿児島県:282、647(次点候補得票率:17.7%)
5位:大野泰正:岐阜県 :282、506(次点候補得票率:25.6%)

 群馬選挙区で次点の民主党候補者に約46万票の大差(5倍近い得票)をつけた(=次点候補の得票率を15%に抑えた)ことには、大きな意味がある。 次回のブログ(その4)では、上記の4つのランキング・データから導き出される事実について書く。


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」
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