新しいムーヴメントが起きているこの瞬間を体感して欲しい
(株)ドワンゴコンテンツ ライブ事業部 部長代理見習い
ニコニコ超パーティー プロデューサー
阿部大護
昨年、色々な意味で多くのユーザーの度肝を抜いた、ニコニコ動画の一大イベント「ニコニコ超会議」。その説明のできない良い意味での「訳の分からなさ」や、4億7000万円の赤字となったこと自体がニュースになるなど、各所で話題となった同イベントが今年も4月27日、28日に幕張メッセで開催される。
そこで今回は、音楽業界出身というバックグラウンドを持ち、「ニコニコ超会議」の中において、とりわけ今年もかなりカオスな展開が予想される「ニコニコ超パーティー」のプロデューサーである「あべちゃん」こと、阿部大護氏に迫ってみた。
(取材・文・写真:Kenji Naganawa、Jiro Honda)
ニコニコ超会議2:http://www.chokaigi.jp/
ニコニコ超パーティーⅡ:http://www.chokaigi.jp/choparty/
ニコニコ動画:http://www.nicovideo.jp/
(株)ドワンゴコンテンツ ライブ事業部 部長代理見習い
ニコニコ超パーティー プロデューサー
阿部大護
昨年、色々な意味で多くのユーザーの度肝を抜いた、ニコニコ動画の一大イベント「ニコニコ超会議」。その説明のできない良い意味での「訳の分からなさ」や、4億7000万円の赤字となったこと自体がニュースになるなど、各所で話題となった同イベントが今年も4月27日、28日に幕張メッセで開催される。
そこで今回は、音楽業界出身というバックグラウンドを持ち、「ニコニコ超会議」の中において、とりわけ今年もかなりカオスな展開が予想される「ニコニコ超パーティー」のプロデューサーである「あべちゃん」こと、阿部大護氏に迫ってみた。
(取材・文・写真:Kenji Naganawa、Jiro Honda)
[2013年2月某日 / ドワンゴにて]
PROFILE
阿部大護(あべちゃん)
(株)ドワンゴコンテンツ ライブ事業部 部長代理見習い
東京・八王子市出身。デザイナーを経たのち、エイベックスへ。デザイン、WEBプロモーションを担当し、その後ドワンゴに入社。以降「ニコニコ大会議」「ニコニコ超パーティー」等、ステージイベントを多く手がける。
阿部大護(あべちゃん)
(株)ドワンゴコンテンツ ライブ事業部 部長代理見習い
東京・八王子市出身。デザイナーを経たのち、エイベックスへ。デザイン、WEBプロモーションを担当し、その後ドワンゴに入社。以降「ニコニコ大会議」「ニコニコ超パーティー」等、ステージイベントを多く手がける。
●阿部さんはドワンゴの前は、エイベックスにいらっしゃったんですよね。エイベックスではどのようなお仕事をされていたんですか?
阿部:最初はウェブのデザイナーをやっていて、その後、ウェブとモバイルを使ってタレントやアーティストのプロモーションをする部署にいました。
●エイベックスに入られた経緯というのは?
阿部:エイベックスに入る前もデザイナーをやっていたんですが、もともと大学時代にダンスをやっていたりして、そういう「エンタメ系のところないかな?」と思って探していたら、たまたまエイベックスの募集を見つけて。何かこだわりがあったわけではないんですけど、辿り着いたのがエイベックスだったという感じでした。
●そこでの仕事はいかがでしたか?
阿部:面白かったですね。ウェブのデザイナーをやっていた時期は、どうやってアーティストイメージを作ってデザインするかが仕事の中心でした。そこからプロモーションの戦略側に回ってからは、ブランディングをするところまで関わるようになりましたから、デザインもプロモーションも、両方とも非常にヴォリュームのある面白い環境だったと思います。
●阿部さんが、音楽やエンターテイメントに興味を持ったきっかけは?
阿部:昔から音楽はずっと好きだったんですよ。親が音楽が好きだったというのもあって、小さいときから洋楽を聴かされていました。人並みに邦楽も聴いてて、中学二年の文化祭のときに、衣装とメイクをバッチリ決めてシャ乱Qの「ズルい女」を歌って踊るというので、初めてステージに立ちましたね(笑)。その頃から、人がわーっと盛り上がるようなコンテンツが割と好きだったのかもしれないです。
●ちなみにパートは?
阿部:ボーカル&ダンスです(笑)。
●(笑)。楽器には行かなかった感じで。
阿部:楽器自体はすごく好きなんですが、そんなに長続きしなかったですね。小学校の時はピアノ教室に通いたいと言ったくせに脱出して2回で辞めたり(笑)、中学や高校の時はアコギやエレキギターをそれぞれ1年ぐらい弾いた程度で。音を出したり歌ったり踊ったりするのはもともと好きですが、「プレイヤーとして高みを目指す!」みたいな意識は全く無かったです(笑)。
●友だちとサークルを作ってみたいな感じ?
阿部:そういうノリです。グループノリでやっている感じでしたね。大学のときはダンスサークルに所属して踊っていました。それで、ダンスをやっていくうちに舞台公演の振り付け依頼とかが来るようになって、そこで舞台の振り付けをしたり演出を考えたりもしていました。
●それは、既にお仕事としてですか?
阿部:いえ、全然仕事ではないです(笑)。関東近県の学生が集まって、何百人とかでやる舞台公演だったんですけど、別にギャランティーは発生していないですね。
●ちなみに、ご出身はどちらなんですか?
阿部:八王子です。東京近辺で発生しているブームみたいなモノは、割と追っかけていた感じで。
●どんな学生時代でした?
阿部:ごく普通に音楽に興味を持っていましたけど、かといって将来は音楽の仕事をしたいとは全然思っていなくて。もともと中学のときからパソコンをずっとやっていて、インターネットも早めに始めていたので、「IT系の会社で企画を考えてやりたいな」というのはなんとなく思っていましたけど。
●阿部さんって、どの辺りの音楽を聴いていたんでしょう?
阿部:ほぼ洋楽メインで、ヒップホップ、ハウス、テクノ、トランス、ジャズ、クラシックと幅広く聴いていました。一時期はたまにDJもやっていたので、アメリカに行ってB級のヒップホップレコードを掘ったりもしていたんですよ。具体的な王道のアーティストから影響を受けたというよりは、マイナーなものばかり好んで聴いていましたね。例えば、ヒップホップだったら'90年代前半のミドルスクールとか、ジャズもサンプルネタ探して聴くとか。なので、大学時代は本当に洋楽ばかりで、カラオケに行くとその時に流行っていたJ-POPを全く知らないみたいな(笑)。
●クラブカルチャー寄りだったんですね。
阿部:そうですね。同時にダンスの振り付けや演出もずっと考えていたので、国内および海外のライブや演劇から、どういう演出や音の使い方がお客さんに刺さるのかということを、割と意識せずに吸収して学んでいたんだと思います。それが今に繋がっている部分もあるのかな。
●では、もともと音楽やエンタメの素養は相当あったと。
阿部:どうでしょうね(笑)。