韓国議員 靖国神社近づかせず08月15日 14時20分
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東京の靖国神社を訪れて安倍総理大臣の歴史認識を批判する声明を読み上げるとしていた韓国の野党の国会議員ら４人について、警視庁などは、こうした行動に反発する右翼団体などと衝突すれば危険が及ぶ可能性が高いとして神社には近づかせず、離れた地点での抗議活動のあと、議員らを保護する形で宿泊先のホテルに送り届ける措置を取りました。
１５日、靖国神社を訪れるとしていた韓国の野党・民主党に所属するイ・ジョンゴル議員ら４人は、午前７時４５分ごろ都内のホテルを出て、タクシーで靖国神社に向かいました。
しかし、神社周辺にはこうした行動に反発する右翼団体や市民団体が２５０人余りいたため、警視庁の車両が神社から５００メートルほど離れた路上に誘導し、午前８時ごろから警視庁の警察官や外務省の職員などが神社に行かないように議員らの説得を行いました。
しばらく押し問答が続いたあと、議員らは午前８時４０分ごろから「日韓の平和を望みます。安倍政権の軍国主義に反対！」などと書かれた横断幕を掲げて抗議活動を始めました。
この間にも右翼団体の車両などが付近を通ったため、警視庁は議員らに危険が及ぶ可能性があるとして、午前９時ごろ、４人のうち２人を保護する形で警察車両に乗せてホテルに送り届けました。
また、残りの２人も集まった報道陣の取材を受けたあと、ホテルまで送りました。
警視庁では、４人を保護するに当たっては韓国大使館からの要請があったとしています。