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◆巨人4―6中日(16日・東京ドーム) 巨人は投打に精彩を欠き、中日戦の連勝が3で止まった。2回に実松の左前適時打で先取点を挙げたが、先発のホールトンが6回途中でKO。中継ぎ陣も崩れ追加点を許した。打線は相手を上回る13安打を放ったが、あと一本が出ず。優勝マジックは33のまま、足踏みとなった。
腕組みをしたまま、原監督はベンチで首をひねった。笠原、高木京がピンチを救えず、傷口を広げて失点。傾きかけた流れを手放した。「(高木京は)変化球でストライクが入らないと1軍でいい投球ができる確率は下がる」と厳しい表情だった。
酷暑と6連戦が続く8月は中継ぎの存在が大切だ。先発陣も疲れが見え始め、マシソン、山口が48試合、西村も50試合と登板数は増えている。5、6回を任せて試合を立て直し、リードを保ったまま、勝利の方程式につなぐ役目は貴重だ。
1点ビハインドの6回2死一、三塁で登板した笠原が平田、高橋周に、いずれもフルカウントからランエンドヒットを決められた。高木京も7回に失点。これで8月は方程式3人以外の中継ぎの防御率は4・61。試合を立て直すどころか壊している。8月、先発が7イニングを投げたのは4試合と少ないが、そこで登板が増える中継ぎは逆にチャンスだ。原監督は「先発が我慢というかもう少し長いイニングを投げられれば。でも、(方程式以外の中継ぎに負担がかかるが)それは彼らの仕事。役割を果たさないと」と言い切った。川口投手総合コーチも「笠原は2軍。大事なところで投げている自覚がない」と手厳しかった。
笠原は前半戦からリリーフとして1軍定着を果たした。高木京も昨年、新人ながら34試合に登板し、防御率0・57の好成績を収めたが、いずれも夏場を迎えて息切れ気味だ。3年ぶりに優勝した昨年は高木京、福田、田原誠などがその役目を果たした。川口コーチは「昨年は福田とかが良かったけど、今年は代わりがいないから接戦を取れていない」と頭を抱えた。
「7、8番だったけど何かあれば逆の結果もあったかもしれない」と指揮官が指摘した1点リードの4回無死満塁で実松、高口が見逃し三振と加点できなかったのも確かに痛かったが、試合を作り直せば勝機はあった。今後、信頼できる中継ぎがいなければ、先発を引っ張るか、方程式の3人を早めに投入するしか打つ手がなくなる。シーズン佳境、そしてCSなどの短期決戦を前に、投手陣の疲労を分散できなければ日本一連覇への戦いは厳しくなる。
(2013年8月17日06時01分 スポーツ報知)
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