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'13/8/16

「オノミチ」を韓国に発信



 尾道市は韓国・釜山広域市で9月に開かれる釜山国際観光展に初めて参加する。尾道市への観光客数は年間600万人を超えるが、外国人の占める割合は約1%。「オノミチ」の魅力を広くPRし、海外からの集客増を図る。市が釜山広域市の中区と友好交流意向書を結んでいる縁で決まった。

 尾道市や愛媛県今治市などでつくる瀬戸内しまなみ海道振興協議会の事業の一環。ブース内にしまなみ海道を紹介するコーナーを設け、海道の島々を巡るサイクリング、瀬戸内海の多島美やグルメの情報を発信する。尾道市の古寺などの歴史や文化、街並みなどもPR。市のプロモーション映像を流し、韓国語パンフレットも置く。

 観光展は6日から4日間。16回目で、昨年は36カ国230団体が参加し、約8万5千人が来場した。市の海外PRは今年5月の台湾に続き2回目となる。

 尾道市を訪れた外国人観光客数は、2012年は6万6818人で、06年の2万427人から3倍以上となった。しかしそれでも国内客に占める割合はわずかだ。

 市観光課は「海外での市や、しまなみ海道の認知度はまだ低い。粘り強いPRで尾道を訪れる外国人を一人でも増やしたい」としている。




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