9回、サヨナラ犠飛を放つ阪神・新井貴=京セラドーム大阪(撮影・白鳥恵)【拡大】
和田監督は試合後のテレビインタビューで声を弾ませた。およそ1週間前を思い出した虎党も多かったはずだ。10日の中日戦(ナゴヤD)。同点の九回無死一、二塁という酷似した場面で今成がバント失敗。その後、大和が見逃し三振&三盗失敗で無得点という場面があった。背番号「1」が悪夢を吹き飛ばした。
「サヨナラになったし、よかったです」
鳥谷が笑う。試合開始の6時間以上前に球場入りし、早出ランニングなどを欠かさない。それは甲子園も京セラドームでも同じ。ルーティンを大事にするからこそ、どんな場面でも対応できる。
首位巨人とはゲーム差を7・5に縮め、17日の結果次第で自力Vも復活する。鳥谷はあきらめない。 (阿部 祐亮)
(紙面から)