母校の大阪桐蔭高は17日に明徳義塾高(高知)と夏の甲子園3回戦を戦う。西岡が3年時に主将で出場した02年は東邦(愛知)に初戦敗退。プロへアピールとはならなかったが、西岡の担当スカウト、ロッテ・松本尚樹編成統括(42)は「剛はチームの勝利を第一に考えていた」と振り返る。例えば、三ゴロの際、二塁を守る西岡の一塁へのバックアップの速さは尋常ではなかったという。他球団のスカウトが「ロッテが1巡目で指名して驚いた」という評価の中、勝利にひたむきな姿に1巡目指名。西岡自身もその姿勢は今も変わっていない。
「H(ランプ)がつけば、どんな打席でもシーズン中は納得できる。いい当たりでもアウトじゃ納得できない」
2位にいながらも、連日苦戦が続く虎。チームを引っ張るのは再出発となった背番号「7」であることに違いない。 (渡辺 洋次)
28度目マルチ
西岡がマルチ安打を記録(4打数2安打)した。西岡の複数安打は7月25日のヤクルト戦(神宮)以来今季28回目。自己最多は首位打者を獲得した2010年ロッテ時代の35回。
(紙面から)