台湾:日本の「交流協会」前でデモ 尖閣国有化に抗議

2013年08月15日

1枚目/1枚中

海上自衛隊の護衛艦「いずも」に見立てた船を燃やして抗議する台湾の民間団体=台北市の「交流協会」台北事務所前で2013年8月15日、鈴木玲子撮影

 【台北・鈴木玲子】台北市にある日本の対台湾窓口機関「交流協会」台北事務所前で15日、沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)の領有権を主張する複数の民間団体が相次いで日本政府の国有化などに抗議しデモをした。

 参加者たちは「敗戦後、日本は反省するどころか、米国の覇権の下、軍国主義が復活し、周辺国を挑発。アジアと世界平和の脅威になっている」などと批判。台湾の先住民族も参加し「釣魚台は我々の伝統的な漁場だった。島を返せ」と訴えた。デモでは、6日に進水式をした海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」に見立てた紙製の船を燃やしたり、旭日(きょくじつ)旗を引き裂いたりした。

最新写真特集