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アンナ&穂のか 上演中止舞台に奇妙な共通点

舞台降板で法廷闘争となった土屋アンナ
舞台降板で法廷闘争となった土屋アンナ
Photo By スポニチ

 土屋アンナ(29)の主演舞台に続き、女優の穂のか(24)が降板した舞台も上演中止になった問題で、2つの舞台に奇妙な共通点があることが16日、分かった。両作品とも同じ編集者が原案の本を担当しており、さらにいずれもこの編集者が舞台化を持ちかけていた。このほかにも、両作品は中止に至る過程で共通点が多く、なぜこのような騒動が相次いで起きたのかを解明する上で重要なポイントになりそうだ。

 穂のかの舞台を手掛けた女性プロデューサーは16日、スポニチ本紙の取材に「そもそも、この舞台は原案の本の編集者から持ちかけられたのがきっかけ」と証言。同じく上演中止となった土屋の舞台の監督だった甲斐智陽こと高橋茂氏もこの日、本紙に「同じ編集者から昨年4月に“舞台にしませんか”と言われ、本を見せられたのがきっかけ」と明かした。

 穂のかがヒロインの舞台「タクシードリーマーズ」の原案の本「タクシーほど気楽な商売はない!」(下田大気著)と、土屋主演の「誓い〜奇跡のシンガー〜」の原案「日本一ヘタな歌手」(濱田朝美著)の出版社は同じで、担当編集者も一緒だった。女性プロデューサーは「その編集者から舞台化を持ちかけられた時に“原案の本を567万円分買い取るように”と言われた」とも証言。舞台製作は初めてで「なんでこんなに高いお金を払って買わなきゃいけないんだろうと思った」と当時の心境を語った。

 一方の高橋氏は、本の買い取りについて「要請はなかった。ただ、会場に本を置いて(売って)ほしいと言われた。(著者の)濱田さんの名前を(告知に)入れてもらえばいいということだった」と明かした。

 この2つの舞台は、主要キャストの土屋と穂のかが稽古に現れず、その後の代役探しも難しかったため、上演中止になったという流れが全く同じ。ほかにも、出演者らが製作サイドに疑問を持つなど、重なる部分が多い。

 穂のかの舞台では、稽古の時に美術関係のスタッフの姿がなく、衣装も決まらず、関係者は「ダンスの練習を鏡のない部屋でやろうとしたり、稽古中の弁当の手配もなかった」と話す。土屋の舞台も「美術などのスタッフがいなくて、小道具もない。食事も自分たちで用意した」という。

 両作品とも、一部出演者にチケット販売のノルマがあったのも同じ。女性プロデューサーは「編集者から出演者のリストを渡された。その名前のそばにノルマの枚数まで書いてあった」と説明。編集者は舞台化を持ちかけただけでなく、キャストやノルマまで指示を出していたようだ。

 多くの共通点は偶然なのか。舞台中止が続発した異例の事態の根本的な事情をこの編集者が知っている可能性がある。しかし、取材への回答はいまだにない状態が続いている。

[ 2013年8月17日 09:03 ]

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