14日の国際親善試合でザックジャパンはウルグアイに2―4と惨敗。その後も、その波紋は広がるばかりだ。エースのFW本田圭佑(27=CSKAモスクワ)が試合後に放った“J軽視”発言にJリーグ側が反論。FW柿谷曜一朗(23=C大阪)ら有望な国内組が台頭してきたことを例に挙げた上で、自身の移籍が決まらないエースを皮肉る声も出るなど、ザックジャパンのゴタゴタは続く――。
本田は15日、白のスーツ姿で成田空港からロシアに向けて出発した。イタリアの名門ACミランへの移籍については「お話することはありません」。さらにミランが欧州チャンピオンズリーグ・プレーオフのPSV戦(21日)に向けた選手登録で、枠を1つ空けていることにも「(ミランが)欲しいと言っているのであれば、そうでしょう」とだけ話した。
14日のウルグアイ戦では、守備面の課題が浮き彫りになった。それでも「守備的なプラン? それは違うと思う。進歩が後退するか分からないけど、楽しくない」と改めて、修正すべきは攻撃面と強調。エースはそのまま機上の人となったが、前夜に放った発言の波紋は収まらなかった。
本田はボールを奪った後の攻撃の組み立てが日本人は苦手としたうえで「世界トップのクラブやリーグ、欧州CLといったレベルで何十試合、何百試合とやって身につくもの。Jリーグでやってる人がどうあがいても勝てない部分。だから僕は海外に出た方がいいと言ってきている」と持論を展開した。
これをJリーグ軽視と見る向きがあったが、当のJリーグ側の受け取り方も同じだった。
「みんなが同じ方向に行こうとしている。そこ(海外移籍)は選手個人の好き勝手な問題だと思う。それに海外に行っても、すぐに帰ってくる選手もいる」(Jリーグ幹部)
確かに海外移籍は、誰もが目指す最終目標ではない。しかも、海外組が中心だったザックジャパンはここにきてFW柿谷ら有望な国内組が加わった。「この流れでJリーグに目が向く。Jリーグが盛り上がるのはいいこと」(日本代表国内組の一人)と、人気低迷が続くJリーグの追い風となっていた。だが、その矢先での本田発言は、とらえ方によっては逆風になりかねないのだ。J幹部の“反論”の意図はそこにある。
またJリーグ内には「その前に彼の移籍は決まったのか!? まず自分のことを心配した方がいい」との声も…。本田自身はかねてビッグクラブへの移籍を目標としてきたが、現時点では実現していない。“上から目線”でものを言うには、まずはミラン入りを実現せよ、ということ。本田は思わぬ“反撃”をくらった格好だ。
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