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米株小幅続落、週間ではダウが年初来最大の下げ

2013年 08月 17日 09:11 JST
 
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[ニューヨーク 16日 ロイター] - 16日の米国株式市場は小幅続落。週間ではダウ平均が今年に入って最大の下げを記録した。債券利回りの上昇に伴い、高配当銘柄に売りが出たほか、小売り各社のさえない決算も弱気材料となった。

ダウ工業株30種.DJIは30.72ドル(0.20%)安の1万5081.47ドル。

ナスダック総合指数.IXICは3.34ポイント(0.09%)安の3602.78。

S&P総合500種.SPXは5.49ポイント(0.33%)安の1655.83。

週間では、ダウ平均が2.2%安と2012年6月以来の大幅な下落率。S&Pは2.1%安、ナスダックは1.6%安。

米10年国債利回りが2.86%と2年ぶりの水準に上昇するなか、公益株など高配当銘柄に売りが出た。S&P500公益株.SPLRCUは1.1%安。

小売り株では、百貨店チェーンのノードストローム(JWN.N: 株価, 企業情報, レポート)が4.9%安。前日発表した第2・四半期(8月3日までの3カ月間)決算は、通信販売を含む既存店売上高が4.4%増加したが、上昇率はトムソン・ロイター・エスティメーツが集計したアナリスト予想である6.8%を下回った。これを受けて、同社は2四半期連続で売上高見通しを引き下げた。他の小売りでは、百貨店大手メーシーズ(M.N: 株価, 企業情報, レポート)も四半期の売上高が予想外のマイナスとなっている。メーシーズはこの日2.8%下落した。

一方、コーヒーマシン販売大手グリーン・マウンテン・コーヒー・ロースターズ(GMCR.O: 株価, 企業情報, レポート)は3.3%高。ナスダック市場を運営するナスダックOMXグループ(NDAQ.O: 株価, 企業情報, レポート)は、8月22日からナスダック100指数の構成銘柄としてグリーン・マウンテンを採用し、ライフ・テクノロジーズ(LIFE.O: 株価, 企業情報, レポート)は除外すると発表した。ライフ・テクノロジーズは0.2%安。

経済指標では、8月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が4月以来の低水準となり、市場予想も下回った。また7月の住宅着工件数、許可件数は前月の減少からプラスに転じたものの、いずれも市場予想を下回った。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)、NYSE・MKT、ナスダックの出来高は約48億株と、年初来平均の約64億株を大きく下回った。

騰落比率は、NYSEが1対2、ナスダックは11対13だった。

 
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8月16日、米国株式市場は小幅続落。週間ではダウ平均が今年に入って最大の下げを記録した。写真はニューヨーク証券取引所のトレーダー(2013年 ロイター/Lucas Jackson)

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