日光猿軍団「閉園」の切実な理由
2013年08月17日 07時00分
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「お猿の学校」などの曲芸で1990年代に一大ブームを巻き起こした猿のテーマパーク「日光猿軍団」(栃木県日光市)が、今年限りで閉園する。テレビ番組でも人気者になった「お猿の学校」校長・間中敏雄氏(65)は、東スポの取材に猿軍団の「年内解散」を認めた。日本が世界に誇る伝統芸能の延長線上にあった人気パークの終焉には、切実な背景と理由があった。
世界で唯一、猿が集団芸を演じるエンターテインメント軍団が“解散”することになった。関係者の話を総合すると「猿の高齢化とスタッフの後継者不足を理由に閉園を決めた」という。
日光猿軍団の“ボス”である間中氏は15日、本紙の取材に「今年いっぱいで終わります」と認めた。
振り返ると、バブル景気の終わりが“スター猿軍団”の始まりだった。間中氏いわく「平成3年(91年)の猿の年」に「日光猿軍団」を結成。園内にある劇場「お猿の学校」で間中氏が“校長”を、猿たちが“生徒”を務める斬新な曲芸を始めたことでブレークした。
同氏と猿たちが繰り広げる愛嬌タップリの“猿芝居”は、日本中を爆笑の渦に巻き込んだ。同時に反響も巻き起こし、動物愛護団体から「動物虐待だ!」と指摘されたり、本家をパクって巡業営業を開始した「日本猿軍団」(福島県郡山市)を日光猿軍団側が2002年に提訴したこともあった(同年中に和解)。
現在、ソフトバンクのCMに出演している“お父さん”でタレント犬のカイ君などが人気だが、その“動物ブーム”の礎を築いたともいえる。
約20年にわたる芸の終焉について間中氏は真相をこう語った。
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