【NQNニューヨーク=岩切清司】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日続落した。終値は前日比30ドル72セント安の1万5081ドル47セント(速報値)となった。7月3日以来、約1カ月半ぶりの安値を付け、週間ベースでも2週連続の下落となった。債券市場では長期金利が一段と上昇した。住宅ローン金利にも影響が及ぶと実体経済の重荷になりかねないとの警戒感につながった。量的金融緩和策の縮小に関する不安も買い手控えとなった。8月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)の速報値が市場予想に反して低下したことも投資家心理を冷やした。一方、前日までの2日間で大きく下げただけに自律反発を狙った買いが入りやすかった。ダウ平均は上げる場面もあった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も3日続落。同3.34ポイント安の3602.78(速報値)だった。
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