【ニューヨーク１５日（日本時間１６日）発】ヤンキースのイチロー外野手（３９）はエンゼルス戦の９回に代打で三飛だった。日米通算４０００安打まではあと６本のまま。チームは４―８で敗れた。

　エ軍の先発が前日まで通算４６打数９安打、打率１割９分６厘と相性の良くない左腕ウィルソンとあり、イチローはベンチスタート。１―８とリードされた９回先頭で代打に起用され、４番手の右腕コーンと対戦。フルカウントから７球目の高め速球を打ち上げ、三飛だった。

　これで３日連続の足踏みとなったが、日米通算４０００安打をめぐり米メディアでは反応が分かれている。素直に４０００安打を評価する意見もあれば、日米通算に首をひねるメディアもある。イチローは日本で１２７８安打、メジャーで２７１６安打している。

　米スポーツ専門局のＥＳＰＮやニューヨーク・ポスト紙などは、ヤ軍ジラルディ監督の「プロ野球で４０００安打を記録するのは誰であろうと信じられない」とのコメントを引用するなどして、日米通算に関係なく、大記録だと絶賛している。

　一方、ニューヨーク・タイムズ紙は“否定”派だ。メジャー通算７５５本塁打のハンク・アーロンは通算３７７１安打だが、マイナー時代の３２４安打を加えると４０９５安打になる。ニグロリーグ時代を加えればさらに増加するとし、イチローの４０００安打はこれと同様だと論じた。ただ、イチローはメジャーの記録だけで殿堂入りに値すると評価している。１０年連続２００安打をマークしたイチローのすごさは認めているのだ。一日も早い記録達成が待たれる。

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posted at 2013.8.16

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