★新刊『世界を変えたいなら一度“武器”を捨ててしまおう』
by masa_the_man
連絡先&リンク
カテゴリ
以前の記事
検索
XML | ATOM

skin by excite

日本の測量会社は中国のもの

今日の横浜北部は七月始めの頃の猛烈な暑さが蘇ったようでした。完全に暖房入ってましたね。

さて、昨日もTwitterのほうで少しつぶやいたのですが、講演会に終わったあとに聞いた話を少し。

昨晩のことですが、都内の某所で講演会をさせていただきました。おかげさまで多くの方々にお越しいただいたわけですが、その話は講演が終わったあとに、控え室までお越しいただいた人に聞いた話。

その方はある外資系の会社で働いているらしいのですが、元々は地理学を専攻していた関係で、いまでも地理系の学会に出入りしており、会社でも地理に絡むことを扱っているとか。

ところが彼が以前からの動きを見ていて、しかもこれは知っている人は業界の常識として知っているらしいのですが、なんと日本の測量会社の大手トップ3のうち、上の二つは中国資本の参加に入ってしまっているとのこと。

ことの起こりは、バブルの後に資金に困ったその二つの会社が、台湾の会社からの出資を受け入れたことに始まるということらしいですが、この二社の親会社は、現在その登記が香港に移っているとのこと。

ここまではまあいいとしても、問題は日本の公共事業に参加できるのは実質的にトップの会社だけなので、これを必ず受注するのが中国資本の入っている会社。

つまり日本の公共事業に関連した土地の登記関連のデーターというのは、おそらく中国側にすべて筒抜けなのではないかという仮説が成り立つわけです。

日本というのは伊能忠敬が活躍した頃から自国の土地の情報に関する管理が非常に甘かったことで有名でしたが、いまだにその甘さが治っていないんだなあと妙に感心させられた次第です。

安倍首相は日本版NSCを作るとかに熱心らしいですが、そもそもこういうところから情報がタダ漏れしている日本でそんなものを作っても本当に意味があるのかどうか。

■  [PR]
by masa_the_man | 2013-08-08 23:32 | 日記 | Comments(5)
Commented by sdi at 2013-08-09 01:29 x
日本版NSCは現状では恐らくダメでしょう。
日本版NSCに財務省の介入を排除できるだけの権力と権威(霞ヶ関の中での)を、インテリジェンスの仕事は出来ませんよ。
安倍首相はそういう点を認識できてないと思います。
Commented by 中山太郎 at 2013-08-09 09:31 x
細かいことにこだわりすぎる日本人。あるときは、素晴らしい技術の創造につながるが、あるときは大きなダメージをもたらします。そもそも、今一番大事な尖閣の主管官庁は、国土交通省です。この省は、NSCのメンバーに入っておりません。入れる入れないで、バトルがたたかわされることとなるでしょう。入れたら、NSCの性格が、変則になることも確かです。
Commented by ななし at 2013-08-09 22:32 x
元々は国内企業が大株主でした。公共事業が減り無配当になり株価が下がりで、国内の事業再生会社が株を買い取り、次いで現在の外国系の企業に買い取られました。また、公共測量のデータは固定資産税関係を除くと基本的に公開されるものでは?嫌な気がする気持ちも理解できますが…
Commented by ランバダ at 2013-08-10 10:51 x
東京の地下に関する情報も持っているかもと思うとちょっとまずいですかね。
Commented by 中山太郎 at 2013-08-15 15:04 x
日本の一部保守層は、同盟国なのに米国は、最先端の軍事装備を日本へ出し渋るなどと申しますが、こうした空きだらけ日本へモノだけでなく情報も出すのに躊躇するのは、よく分かります。
民主党政権で、議員会館の掃除会社も只安いところを使えと言われ、かの国の人たちが早朝大っぴらに、各議員の個室に入り写真などを撮ったことなど、知らないのは日本人だけです。
名前 :
URL :
削除用パスワード 
<< リアリズムは「保守」である 日本の「世界観」 >>