観光用乗り物が横転 ６人重軽傷

8月16日 19時31分

１６日午前、富山県南砺市でホテルが運行する観光用の乗り物が横転して、大阪から来ていた６５歳の女性が肩の骨を折るなどの大けがをしたほか、女性の夫や親戚の赤ちゃんなど５人が軽いけがをしました。

１６日午前９時すぎ、南砺市才川七のホテル、「アローザ温泉野草の宿来夢」の近くで、このホテルが運行している観光用の乗り物が横転したと通報がありました。
警察によりますと、この事故で、大阪・河内長野市の６５歳の女性が肩を骨折するなどの大けがをしたほか、女性の夫や親戚の５か月の赤ちゃんなど５人が軽いけがをしました。
事故を起こしたのは、蒸気機関車の形をした車が３両の客車をけん引する乗り物で、当時、３両に合わせて１９人が乗っていて、ホテルの説明によりますと、コースの最後で客に楽しんでもらおうと時計回りに３回転しようとしたところ、一番後ろの、１０人が乗っていた客車が横転したということです。
ふだんは時速１０キロ程度で運行しているということですが、事故の原因についてホテル側は「スピードの出しすぎが１つだと思う」としています。
警察は、事故の詳しい原因を調べるとともに、運転していた７１歳のホテルの社長から事情を聞いて、運行の方法に問題がなかったかについても調べています。