UPDATE 1-米8月ミシガン大消費者信頼感速報値は80.0、4月以来の低水準
(内容を追加しました) [ニューヨーク 16日 ロイター] - ロイター/ミシガン大学が調査した8月の 米消費者信頼感指数(速報値)は80.0と、前月の85.1から低下し、4月以来の低 水準となった。金利上昇や経済成長鈍化への警戒感が強まった。 市場予想の85.5も下回った。 前月は2007年7月以来、6年ぶりの高水準となっていた。 景気現況指数は91.0と、前月の98.6から大きく低下。さらに、成長ペースの 小幅減速を予想する向きが大勢となったものの、調査責任者のリチャード・カーティン氏 は声明で、景気拡大が続くとの見方を変えるには至らないと指摘。そのうえで、住宅の価 値の上昇や、今後1年で金利が上昇することを見込む向きが増えていることが、最近見ら れる最も重要な変化と分析した。 米連邦準備理事会(FRB)が来月にも金融緩和を縮小するとの見方から、長期金利 はこのところ上昇している。これを受けて住宅ローン金利も上昇しており、住宅市場の回 復に水を差す恐れも指摘される。 消費者期待指数も72.9と前月の76.5から低下した。 高所得層は、将来のインフレを背景に、今後1年で所得の伸びがやや鈍化するとの見 方を示した。 ただ、中長期のインフレ見通しは安定しており、今後1年の見通しは3.1%、5━ 10年は2.8%で、いずれも前月から変わらず。 詳細は以下のとおり。 Aug-P July June May Apr March 消費者信頼感指数 80.0 85.1 84.1 84.5 76.4 78.6 景気現況指数 91.0 98.6 93.8 98.0 89.9 90.7 消費者期待指数 72.9 76.5 77.8 75.8 67.8 70.8 1年インフレ 3.1 3.1 3.0 3.1 3.1 3.2 5年インフレ 2.8 2.8 2.9 2.9 2.9 2.8 *調査・作成はミシガン大学
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.