東日本大震災:宮城・女川で迎え火 犠牲者に思いはせ

2013年08月13日

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夕暮れの中、迎え火をたき、花火をする親子=宮城県女川町で2013年8月13日午後6時54分、手塚耕一郎撮影

 東日本大震災で800人以上が犠牲となった宮城県女川町で13日、お盆の迎え火の行事が行われた。夕暮れの中で大勢の町民らが火をたいたり花火をしたりして、震災で亡くなった人たちに思いをはせた。

 女川町では近年、迎え火を行う風習は少なくなっていたが、町の復興連絡協議会と県内外の有志が企画して昨年から実施。土地のかさ上げ工事が始まり、更地となった自宅跡地に立ち入れない人もいるため、今年は旧市街地中心部に迎え火を行う場所を設けた。震災で母を亡くしたという橋本浩幸さん(50)は「とにかく前向きに生きたい」と話した。【手塚耕一郎】

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