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父のメール
作者:たつまる
私の父が施設にいたころ、父が散歩にでも出て
そのまま連絡が取れなくなっても困るので携帯電話をもたせていた。

父はボケていた。
父に携帯を買い与え、アドレスを交換したころは
「これでいつでもお前と連絡が取れるなあ」
なんて言っていたが、
どんどんボケが進行する父には結局メールはおろか電話さえも使うことができなかったのだ。

ところがある日私の携帯に父からメールが来た。
件名はない、本文にただ
「いわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわいわ」
と打たれている。
はぁ?と思った。意味がわからない。
と言ってもボケた父のことだ、意味などないのだろう。
そう思っているとまた父からメールが来た。

今度も件名はない、本文に
「いらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいら」と打たれている。
何のことやら。結局ボケた父が訳も分からず携帯を操作しているうちに
私にメールを送信してしまったのだろうと思って放っておいたのだが、

まさかこれが父からの最後のメールになるとは・・・

その日父は施設で大暴れをし、階段から転落して亡くなったそうだ。

数年後私は再びメールを見て気づいてしまった・・・
あの時理解してあげていたら・・

________________________________
今回は父のメールの本当の意味を推理してください。
わかった方は感想に書いてください。
解答は8月24日に活動報告書に書きます。
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