エキスポ・仮面ライダーアギトショー全貌

4/8、エキスポランドで行われた
仮面ライダーアギトショーにいってきた。
会場はエキスポランド内のショー専用ステージ。開始時間20分前に到着したのだが、なんと会場は
超満員無料で席も完全自由席だから座れないだろうなあ、とか軽く考えて行って見たが、そんな
考えそのものが
甘かったようだ席どころか通路も子供連れ家族で満員。席の後ろの柵にも人間が
並んで張り付き、しかもその後ろにも人間が並ぶ。柵の後ろ3列くらい人間の壁が出来ていた
最後尾の家族は全員子供を肩車状態。もうこうなると、180cmの俺の身長でなんとか覗くことが可能
かな?というくらい見学の困難な状況。女性のかたなどはさぞ苦労したことだろう。
熱気むんむんの超満員状態、なかなか始まらないショーにお父さん達は
ヒートアップ寸前
割り込みの得意な大阪のおばちゃんも、このときばかりはお父さん達の怒りの視線に躊躇して
割り込んでこなかった。事実、俺の目の前で
見知らぬオッサンとオバハンが喧嘩寸前まで
極限状態の関西人ほどおそろしいものはないと再認識。

まずお姉さんのお約束なセリフで開始。
「みなさーん!こんばんわー! 今日は、アギトショーにようこそー!」
和気藹々と始まるさわやかな出だし。個人的にはいいとおもうのだが、ヒートアップのお父さん関係
のツッコミが痛い
「俺らネーチャン見にきたんとちゃうんやで…
アギト出さんかいアギトを。」
怖い。とても怖い。さすが本場関西。そんなことはつゆ知らず、お姉さんによる会場緒注意が響く。
「柵に上ってはいけません、舞台の階段は危ないので近寄らないで、最後にグッズ販売も
ありますからね〜!」

おねいさんの注意がいい加減長いせいか、まわりの家族がキレかかってきた。
やばすぎ
特に肩に子供を乗せてるオヤジさん連中は息子の重みもあってもう怒り爆発寸前。なだめるために
フォローにまわるヤンママ達が天使に見えた。
「で、アギトにみんな『がんばれ〜』って声援を送ろうね〜
そうすれば、アギトはもっともっと強くなれます!パワーアップすることができるんです!
みんな、アギトを一生懸命応援しましょうね!
せーの!」
『がんばれ〜』

子供の声援練習が終了し、いよいよ開幕。
外野による暴動はなかったホントによかった。


【第1部】
ウ〜ウ〜ウ〜!けたたましいサイレンが会場に鳴り響く。0.2秒で展開が読めるいい出だしだ。
「アンノウン出現!アンノウン出現!Gトレーラー出動!G3システム作動!」
やっぱりね。
舞台袖から登場するコブラ型アンノウン。それを追って現れるG3!
子供から歓声が上がる!さすがは子供に大人気、オモチャバカ売れG3!
G3のGG−01サブマシンガンがコブラ怪人に炸裂!当然のごとく効かないぞ
ウムOK!!
効かないと見てG3、今度は作戦変更。おっと!TVでは見たこともないG3の軽快な
アクションが!
パンチにキック!そして格闘技の連携からのGG−01連射!すごいぞG3
まるで北條が乗ってるよう!(しかし声は北條でも氷川でもなさそうだ)
しかしことごとくコブラ怪人には効かない!
やはり!G3はこうでなくては!
逆に殴り倒されるG3。やっぱり数発でグロッキー。それでも健気に立ち上がり
殴りかかる姿は一種悲壮感すら漂う。
それを感じてか、子供から声援が飛ぶ!
『がんばれ〜! がんばれ〜! がんばれ仮面ライダ〜!』
…ハタで見ながら「ああG3は勝てないだろうな」とか思っていただけに、この子供の
声援は非常に悲しい。子供たちの声援はあくまでG3が勝利するだろうという想定のもとに
行われている
ハズである。見てる大人はG3が勝てないと思ってる(演出だから)
脚本もそうなっていることだろう(絶対的に負ける、とか)
しかし子供は
そうは思わないのである。必死にG3に声援を送る。…こりゃある種拷問だよ。
子供はさっきのお姉さんの
「みんなの声援でパワーアップ!」マジで信じてるんだろうから。
役者がいつキレて目の前のコブラ男を倒しちゃうのかとヒヤヒヤしてしまった。
しかしそんな事はなく無事戦闘ラウンドは過ぎる
当然のごとく駆逐されるG3弱い弱すぎる。
「システム70%まで低下!生命維持活動が危険です!」とオペレーターの声。
コテンパンにのされ、立ち上がることすらままならぬG3。
子供の声援は無慈悲に続く。
『がんばれ〜!がんばれ〜!』


そこに
謎の戦士スモークとともに登場
アンノウンが叫ぶ!
「ア・・・ギ・・・ト!!」出た!子供の大歓声が響き渡る!!
呼ばれたとおりの
戦士アギト登場。当然のごとくグランドフォーム(通常姿)
さすが本編
おいしところを全て持っていく天才アギト。アンノウン出現はわかってるくせに
ちょうど
G3がピンチになってから現れるあたりがTVライクで合格点。
というかアギト前半での情報量ではこの展開にするしかないのも事実ではある。
舞台は既に
アギトVSアンノウンの展開。G3はお邪魔使い。足を引きずりながらできるだけ
アクションの邪魔にならないだろうと思われるところへコソコソ移動する姿が涙を誘う
子供は既にG3は
アウトオブ眼中。
『がんばれアギト〜がんばれアギト〜!』酷い。俺、氷川だったら多分泣く

アギトとアンノウンの戦闘開始。どちらも無口に殴りあう。アクションは互角。G3のときとは
えらい違いだ。なんせちゃんとパンチキックでアンノウンがよろめく。アギトは殴られてもふんばる
G3、あのタフさが
キミには足りない。もっとがんばれ、と意味もなく思ってしまう俺。
当のG3は既に戦闘参加の意思なし。アギトとアンノウンの戦いは警視庁の最新科学の粋を
完全に無視し、なお繰り広げられる。
アギト優勢なかんじ。段々と舞台はしに追い詰められるアンノウン。アギトがポーズを決めた!!
絶妙のタイミングで流れ出すバックソング。劇中のキックのときに流れるアレである。
出た! 必殺ライダーキック!!もちろんセリフはなしだ。
「ウオォォォ…」アンノウン舞台はしに移動。そのまま倒れてしまう。
100点。ライダーキックが飛びげりではなくサイドキックなのが残念だが、狭い舞台では
仕方がない。ジャンプキック用マットなんて置く場もないんだし。それを差し引いても
TVどおりの見事なラストだった。本編では1時間(2週間)かかるところを最初10分かけず
見せるところがショーのいいところだ。子供は
大歓声俺も思わず拍手しかけてしまった。

「アギト…教えてくれ!君は
一体何者なんだ!?」
ヨロヨロと起き上がったG3は、アギトに向かって聞く。さすがに正体不明のままでは引き下が
れない。
しかしアギトも本編でバレてないのにここでバラすわけにもいかない。当然である。
しかしアギトは振り向きG3に何か言おうとする。おお、オリジナル設定
しかしそんなそぶりをみせたところにケムリがシュバっと噴出す舞台中央!
出た!最後のライダー、3人目こと
ギルス出現。やるぜ演出!凄いぜ脚本!
そして無言のままアギトを目標と定める
野生の男ギルス!

アギトもそれに気づき、しばし無言で対峙する両者。そのまま円を描きながら舞台をグルグル回る。
まるで往年の新日プロレスを見ているようだ。そのままゴングは鳴らないけど戦闘開始!!
当然のごとく子供の声援は
『アギト〜がんばれ〜!』
…ギルスは悪人扱いかい、少年達。いやそう見えて
当然だけど。
「やつら一体何者なんだ……!?」
もはや参戦もままならず、テリーマン虎丸&富樫な状態で解説をするG3。
もちろんそんな三下なんぞ無視して戦闘を続けるアギトとギルス。ギルスやや優勢。
と思いきや、アギト、ジリジリと下がりながら舞台の袖まで移動。気がつくとケムリが舞台
より放
。おおっなんだっ?? 予想外の出来事に子供も俺も息を飲む。
そしてケムリの中からなんと
ストームフォーム登場! ギルスVSストームアギト開始だ!
G3のセリフ「変身…したのか!?」
お待たせしました
超変身! 豪華だ! すげぇ豪華である!! いやマジでアギトはグランド
フォーム
しか出ないだろうと俺はたかをくくっていたのだが
これは嬉しかった。
こうなるとフレイムフォーム登場にも期待が沸く。
ギルスとストームアギトの対決は、アギトが持つストームハルバード
大活躍。武器のおかげかアギトやや優勢。しかしギルスも
負けてはいない。互いの実力が拮抗するアクション。
そんな中、
突然苦しみだすギルス!
「ううっ!うおおおっ!?」
胸を押えて、舞台はしに移動するギルス。謎の胸痛の正体は何? 本編のお手手どろどろ
わかりづらいから変えたのだろうか? そんなことを考えてるうちにギルス、そのまま退場。
残されたアギトもゆっくりと退場開始。G3が呼び止める。
「答えてくれ!キミ達は一体何者なんだ?」
当然答えるはずもなく、アギトは退場。ヨロヨロとG3も退場を開始する。うむ、ここまで
見ててG3ホントにいいとこない。じつにTVどおりで笑いすら沸いてきてしまう。


【第2部】
「古代より、正義と悪の対決は続いていた。そして現代」
暗い誰もいない舞台に鳴り響くナレーション新しい展開だ。声は大塚明夫っぽいが
どうだろう?見に行った人の詳細を求む。
雷でも鳴り響きそうなドロドロした感じのBGMとともに
謎の奇声があがる。そして現れる
未確認生命体…ってオイこれクウガじゃなくてアギトショーだぜ?
そんな大人のツッコミを無視して現れたのは、未確認6号ことコウモリ怪人ズ・ゴオマ・グ
未確認6号ことバッタ種怪人ズ・パズー・パ、そしてその弟、未確認47号ことバッタ種怪人
バイク乗りのゴ・バダー・ダ
。…ちくしょう、
いいチョイスじゃねえか。
さっきのツッコミなんていっきに消えるインパクト。なんつってもバッタ兄弟を同時に出す
演出
が憎い。…まあ他所で使いまわしてるせいかもしれないが
そして3人が口々に言い争う。
「ザキバゴロンゴゲバゲバゲーバ!」意味不明。
もちろんグロンギ語。わけわかんないって、だから。でもなんか聞き覚えのあるセリフを
連発しはじめる3人。
「ダボゼ! ダライダ!!」
「ガガバ! ダライダ!!」
「ダライダ!! ダライダ!!」

ダライダ?もしかしてライダーだろうか?とか考えてしまう大人は俺だけではなかったはず。
子供はどうかわからないけれど。確実に狙っている。
そしてダライダー(ライダー?)とか叫んだアトに舞台はしより
謎の人物登場!
振り向く3人。
そこにいたものは!!まさかバラのタトゥの…!

あれ?…チャイナドレスのおねいさん?
コケかけた。
なぜか謎のチャイナのおねいさんが、また謎な扇子を持って登場ときたもんだ。顔には謎の
クマドリ模様の化粧
をしている。おしろいが白すぎてどうみても
京劇のサにしか見えない。
狙ってるのかそれとも!? サル種怪人とか言い出さないよな?とか思ってるとおねいさん
なんかえらそうにグロンギ語を喋りだす。
「オオオォ〜」と聞き入るグロンギ3人。どうやら人間関係的にこのおねいさんは高い地位
にいるらしい
というのがよくわかる。
こっちを無視しておねいさんとグロンギの意味不明な会話が進む。
そして突然おねいさんが叫ぶ!音楽が鳴り響く!
画面中央から
謎のマント男の登場!マントといっても銀色のアルミのカッパみたいな安物
見える。それを見てなんだか驚くグロンギトリオ。
どうでもいいがグロンギ・チャイナ・安っぽいマントと、予算との兼ね合いやらなにやら
オトナの世界が見えてきてしまった気もする
がそれは置いておこう。
このマント男、どうやら
謎の戦力らしいというのが伺えたところでおねいさんの号令。
グロンギな4人は舞台各地に散り、消える。これからなにやら
謎の作戦がおきるらしい。
そしておねいさんのセリフ。
「仮面ライダーの血をわれらグロンギの王に捧げたとき!凄まじきグロンギのなかの王が
蘇るのだ!」

おお、おねいちゃんやっと日本語喋ってくれた!
…ってなんだそりゃあ! ライダーの
血って
あーた。謎が謎を呼び、画面は暗転。ダライダがライダーかとかそういうちっぽけな
問題ではなくなっている
、と一人冷や汗をたらす俺がそこにいた。

「たすけて〜〜!だれかたすけて〜〜!」
さて、今度はおねいさんの叫び声から開始。コートをはおったおねいさん怪人から一生懸命
逃げている。コートの下は赤いドレス? チャイナか? 顔のクマドリ模様は消えてるけど、
どうやらさっきのチャイナのおねいさんらしい。怪人から逃げるおねいさん。
100%ワナっぽい
が…
「まてぃっ!!」 
そんなことはつゆとも知らないG3が登場。本編の
いかにも騙されやすい氷川とダブる。うーむ。
GG−01サブマシンガンをぶっぱなすG3。ズキュン! 見事にあやまたずパズー兄に命中。
おお、吹っ飛ぶパズー
効いてる! アンノウンには効かないG3の武器が効く!子供も大喜び。
今度はさっき以上の声援が飛ぶ。
『がんばれ〜!! がんばれ〜!! 』

G3対グロンギの戦闘が始まる。3人のグロンギ相手に
一歩も引かない見事な戦いを見せる
G3。大健闘だ。本編ではまったく精彩のない格闘技術も今日ばかりは
超一流。なにしろ攻撃が
敵に効くのが
すごい。確かG3のパンチは1トン。ドラゴンフォームのクウガと同じなんだから、
パンチがパズーに効いちゃマズイんだが。そこは氷川の戦闘技術で急所を狙ったと言うことに
しておこう。うむ!
オペレーター(声は多分ホンモノの2人っぽい)の声が響く。
「確認しました!あれは未確認生命体第3号、第6号、第47号です!」
「ばかな?なぜ未確認が今頃になって!?」

……いちおう細かいところで解説が親切でうれしい。子供にフレンドリーなのは共感もてるぞ。
被害者救助も忘れない。
「キミ! 逃げるんだ! 早く!」
おねいさんに避難を促すG3。もちろん敵の攻撃はカンペキにさばく。本編ではこういうシーン
見事に後ろからボッコスコにやられてるのでこの展開はうれしい。しかしどう見てもこの
おねいさんが敵の作戦っぽい
ので逆にトントン拍子が気になる。G3、キミはそういう調子
がいいときというのは長く続かない星の生まれなんだ、近いうちに手痛いシッペ返しがくるぞ〜

とか思ってたら案の定、後ろからそっと近づく
銀マントの男。
『危ない〜危ない〜』
声援にまぎれて警告の声がいくつか子供からG3にむけて響く。しかし
全く気がつかないG3
まるで往年のドリフのコントのよう。G3=加藤茶or志村けん。

あっと驚く間もなく銀マントの男が
G3にガブリ!首筋に噛み付いた!!
驚いたのがG3。コレまでの優勢が全く無駄になるやられザマ。身動きが取れずただ血を吸われ
続ける
。ここぞとばかりにおねいさん、コートを脱ぎ捨て高笑い
「オーッホッホッホッホ! まんまと罠にかかったわね仮面ライダー!
これはお前を呼び出すための罠だったのよ!見事に引っかかってくれたわ!!
オーッホッホッホ!!」

悔しがるG3。そりゃ悔しいだろう
せっかくの見せ場が実は茶番だったと知れば。そうと知った
とたんに元気に起き上がるグロンギ3人G3のなかの氷川
血の涙を流す姿が俺にはわかった。
いやわかったからって
共感はせんけど騙されたG3が全面的に悪い。
さてチャイナのおねいさん、舞台中央まで高飛車に移動、パズーのやつが
剣を持っておねいさん
差し出す。その剣を取って天空高く掲げるおねいさん。ポーズを決めてこっちを睨む。
ついに時が来た! さあ偉大なるグロンギのなかの王よ! 仮面ライダーの血を吸い取り、
かのダグバをも超える真のグロンギ王として蘇れっ!!」

おお、なんだか知らないが、
ダグバをも超えるってのは強さが具体的で納得できるぞ!!
凄いんだな!? と、思ったところでオイオイ、G3はライダーといえばライダーかもしれない
ただの人間だぞ中身は。どういう基準でライダーはOKなのか?腕以外人間なライダーマン
とか99%機械なZXとかの血でも
OKなんだろうか
そんなことを考えている間にも
G3の血は吸われつづける。もう立ってられないのかヒザをつく
G3。子供の声援が無常に響く。
やはりヤラレ役なのかG3!?

ところが途中から異変発生。いきなり苦しみだすマントの男。チャイナのおねいさんもグロンギ
も予想外の出来事に首をかしげる。ますます苦しみだすマント男。ついにG3を取り落とす。
「おかしい? まだ血を完全に吸い取ってはいないはずだぞ? なぜだ?
それにあの苦しみよう……仮面ライダーの血を吸ってあんなに苦しむのはおかしい…もしや!」


あまりにおかしいと思ったのか、チャイナのおねいさんが倒れたG3を調べはじめる。
はっとするおねいさん。
「これは…ライダーではない!!
これは……リントだ!
「リント?」
「リント!?」

驚くおねいさんに続いて驚くグロンギトリオ。くやしそうに続けるおねいさん。
「リントがここまでわれらと等しくなっているとは……しかしこれではグロンギの王へ血を
捧げても全く意味がない……」

いやそんなこったろうと思ったよ。しかしリントという単語が出てきたのは驚き。結構凝ってる
ぞ、この構成
。ムチャが多いけどムチャを生かすための小技が結構効いてる感じ。
大人なクウガファンが脳みそ破壊しながら見るぶんにはいいかな?とか考えている間にも
話は進む。いきなり剣を抜き、パズーに切りかかるチャイナのおねいさん。おお!!これはいくら
なんでも鬼!!
おねいさん、斬り付けながら言うことには
「ライダーとリントを間違うとはこの愚か者め!貴様はグロンギの恥だ!」ズンバラリン!
自分も気がつかなかったくせに……しかしそんな外野の思いは無視して(当然だろう)
おねいさんは気を取り直して言い放つ。
「だが慌てずとも良い。
仮面ライダーはあと2人いる!」……ヒデェ。
頷くグロンギ。あのなあ…
G3立場全くなし。もはやぐったり倒れたまま、彼らのライダー襲撃
計画を聞くしか彼には出来ないのであった。しかしグロンギの残り2人は情けない。特にパダー
兄貴殺されて黙ってるなんてのは本編の彼の律儀さを知ってる人間からはちょっと
情けなさスギ。

そして退場するグロンギチーム(マイナス1人)。ヨロヨロと起き上がるG3。ヨロヨロたつの
がG3
って気がしないでもなくなってきた。
「やつら…一体何者なんだ…!? 仮面ライダーを狙っている……」
相変わらず全ての情報から蚊帳の外なG3である。いいとこなしのまま今回も退場と相成るので
あった。


【第3部】
胸を押えた男が一人。ギルスである。苦しそうによろめきながらこちらに向かって歩いてくる。
「おのれ…この
胸の痛みさえなければ、アギトを倒し!やつの力を奪ってこの俺が真の仮面ライダー
になることができたものを…あと一歩のところで…くそおっ!!」

胸を押えながら苦しそうに悔しがるギルス。
いや、
そんな設定があったのか。ギルスとアギトが敵対する謎はソレか。しかし真の仮面
ライダーって
なんだろう? やっぱりビデオ屋でVシネマになるのが夢か?いや多分違う
しかしそんなことは置いておいて、苦しむギルスに
声をかけるものが一人。
「なら?その胸の苦しみをとって差し上げましょうか?」
声に振り向くギルス。そこにはあの
チャイナのおねいさんが。
「なんだと!? そんなことができるのか!?」
驚くギルスに平然と言い放つおねいさん。
「ホーッホッホッホ! 我等グロンギの古代の超技術をもってすれば簡単なこと!」
すげぇぜおねいさん!
グロンギに技術があったと言う驚愕の事実のほうがあまりといえば
あまりなくらい
超トンデモ設定なんだというツッコミは置いておいて。
「だがそれができるのはわずか
3日だけ!それでも大丈夫かしら?」
「まかせろ!それだけあれば十分だ!」
オイオイ、また微妙な日程設定だ。実際ショーは一日で終わるような仕掛けっぽいので
3日とか設定しても意味がないと思う。まああと腐れない設定といえなくもないけど。
本編で胸痛について語るのなら、1週間以内に期限設定するのは有効だな。はあ。
おねいさんの解説は続く。
「3日の間にあなたがアギトを倒し、真の仮面ライダーになるのよ!」
「まかせろ!やってくれ!!」
考えなしだなあ。もうちょっと疑えよギルス、本編と違いこっちは
頭の中身が野生のよう。
で、チャイナのおねいさん、願いを受けて謎の踊りを舞いはじめる。
「超秘術!ウンタラカンタラウンタラ…フン!!」
シャキーン!グロンギ語のワケわからんセリフのあとに効果音が響き渡る。
するとどうだ、アギトが胸を押えるのをやめ、ゆったりと立ち上がる。
「おお!これは・・先ほどまでの胸の苦しみが嘘のようだぜ! 勝てる! コレで俺は
アギトを倒し、
真の仮面ライダーになるのだっ!!」

ギルス……なんかキャラクター違うよぅな……もろ悪者だしねえ、セリフ。

で、チャイナのおねいさんが退場して、ギルスが舞台中央でアギトの召還をはじめる。
「アギト・・・俺の声が聞こえるか?さあ、俺と勝負をしろ!どちらが真の
仮面ライダー
か、勝負だっ!」

…本編と違い、ヤケにライダーに拘る。敵も味方も。やはりクウガの流れに対する
脚本家のアンチテーゼなんだろうか?
で、ギルスのテレパシー(?)に呼応してアギト登場
今度はさっきまで饒舌だった流れを受けて、ギルスもアギトも喋る喋る。
「ゆくぞアギト! どっちが真の仮面ライダーか、今日こそ決着をつける!!」
「ギルス! みんなの居場所を守るため! 俺は戦う!」

本編でもこれくらい目的意識を明確にして戦って欲しいところ。このショー見てて
思ったのは、もっとガンダムみたいに
戦闘中会話すべきだと思うのね、ライダーは。
でないと時間の使い方が少ないし、子供に言いたいことが伝わりにくいと思うし。
そんな愚痴は置いておいて、アギトVSギルスまたもや開始。
やはりというか当然、互角のバトルを展開。力の差はない。さっきの戦闘のように
ストームフォームになるスキすら与えないギルスの猛攻。しかし本編で見せたような
野性的な攻撃はなかったな。どっちも仮面ライダー「らしい」展開で戦闘していたのが
気になったところか。バックミュージックはキックのシーンのアレ。もはや定番。

両者激しい攻防。もはや周りは一切見えていない。そんなアギトとギルスの互角の
バトルに、
少しづつ近づく謎のマント男。スキをみて今度はアギトに飛びかかる!
ガブリとかみつくマント男!!
「うおぉぉぉお!?」ズキュンズキュン!!
突然の乱入に驚き、されるがままに血を吸い取られていくアギト。
これまでと展開が180度変わってしまって困惑するギルスと被害者アギト
宿敵(?)を奪われたギルス、逆上してマント男を止めに入ろうとする。
「なんだ? 邪魔をするな!」
意気込んだはいいがマント男の腕から発する謎の念力「ビビビビ!」を受け、
その場に倒されてしまう!
「ち、力が・・・・」弱いぞ!ギルス!!

ギルスの動きは右腕で封じておき、そのあいだに噛み付いたアギトの首筋から、
ズキュンズキュンと段々吸い取っていくマント男。
そのまま例の高笑いが始まる。
「オーッホッホッホ!!」おなじみチャイナのおねいさんの登場だ。
ギルス戦から続く子供たちの声援はこのかみつかれている間も
『アギトがんばれ〜負けるなアギト〜』
と悲壮に続く。G3と違ってあとがないアギトだけに供の声援も必死

おねいさんの口から動けないギルスに言葉がかけられる。
「アギトを殺してしまっては困るのよ!お前はアギトと戦いスキを作るのが役目だったのさ!」
とても見事な作戦だ! 騙されたギルスがバカとしか思えないけどそんな突っ込みをカマす
こともできないくらい緊張した会場。動けないままギルスはこたえる。
「だ…騙したのか!?」そりゃそうだろ。
「オーッホッホッホ!」
笑い声に
ホントに悔しがるギルス。悪辣卑劣。さすがは天下のグロンギ族
おねいさん、ひとしきり笑いきって清清しい気分になったのか、ノリに乗った状態でマント男
に向かってタメ口。
「さあ、グロンギのなかのグロンギ、ダグバをもしのぐ最終究極体よ!めざめるのよ!」
王様じゃないのか!? タメ口でいいのかっ!?
「おおおお!力が!力がっ!みなぎるぞ〜!」
嬉しいのか、マント男がタメ口のおねいさんも気にせず答える。ちゃんと日本語喋るところが
わかりやすくてOK。ここまでくるとグロンギ語は邪魔。

さて会場は絶体絶命のライダー達に視線が集中。血を吸われてぐったりのアギト。
念力でやられて立てないギルス。
マント男は高笑い。
このままライダーはやられてしまうのか? このとき俺には「大丈夫、G3が助けに来る!」という
発想は全く浮かびませんでした
。多分見てた人全員そうでしょう。脚本も思い浮かばなかったかも。
しかしこの絶体絶命のピンチに
「そうはさせんぞっ!」
・・・・誰だっ!?助けに来るのは!?
も、もしやG3!? ここで来れば相当オイシイことに
気がついてしまったぞ!? だがそんなことを考えた俺の目の前に現れたのは!!

「みんなの笑顔を守るため!仮面ライダークウガ!参上!」

なんと舞台袖からまさかのクウガ登場BGMはもちろん仮面ライダークウガだ!!
美味しすぎる登場!! 子供の声援はクウガ独り占め!! 得意の登場ポーズをとったあと、まるで
スカイライダーに登場したストロンガーのごとく後輩ライダー(?)に語り掛けるクウガ。
「負けるな!正義の仮面ライダー達! 悪を憎む心があれば、アマダムはキミ達に
力を貸してくれる! 俺の声が聞こえるか! 立て! 立つのだ仮面ライダー!」 


クウガの声をうけて少しづつ体を起こすアギトとギルス。
「な・・・なんだ?力がみなぎってくる?」
アギトもギルスも・・アマダムなのか??
不思議がるアギトとギルス(と観客)に、グロンギを無視して語り掛けるクウガ。まるでウルトラの
父状態。

「俺から放出されるアマダムの神秘の力が、正義の心をもつキミ達に吸収され、力が蘇ったのだ!」
「そうだったのか・・・!」
素直に納得するアギト。しかしギルスは納得しない。当然だコレまでの流れで行けば。
「俺が・・・俺が正義の仮面ライダーだって!?」そう思うよな。
「そうだ!正義を愛する仮面ライダーだ!」
クウガ、ギルスの疑問を
一刀両断。無駄がない。なんだかこの先輩ヅラのクウガ、ホントに中に
五代雄介入ってるのかと思うくらい強気
。一条さんが入ってる感じ。
ちなみに、この頃になると声援はアギトとクウガで大きく分かれてる。不思議とギルスはない。
そりゃそーだ、悪人に声援なし。
「笑わせるな・・・俺は正義のライダーなどではない!……クウガ、アギト。勝負はお預けだ。
この借りはいつか必ず返す! 必ずだ! ……さらばだっ!!」

そう言って退場するギルス。

で、チャイナのおねいさんとマント男も一時撤退。
パダーとコーモリ君VSクウガ&アギトの対決が熱く開始! おチビさんたちには嬉しすぎる展開。 

まずはアギトが残ったゴ・パダー・ダと戦う。バイクがないのが残念。さすがにこんな狭い場所で
バキブソンVSトルネイダーとかやられたら困るけど。
アギトのパンチがパダーに決まる。バイクがないと精彩が全くないぞパダー。それとも時間が押し
ているのか?なんにしてもあまりかっこいいところを見せないまま、ライダーキックをその身に
浴びてぶったおされるパダー。兄貴が殺されることといい、謎のチャイナに従順なことといい、
今回のショーでは全くいいところがなかった。次回に期待したいところ。
アギト退場後、今度はズ・ゴオマ・グと戦うクウガ。TVでは究極体やらなんやらで因縁浅からぬ
仲の2人。勝負は互角。というかクウガがなんか弱い感じ。なぜコウモリ怪人ごときにココまで遅れ
を取るのか? こいつもしや進化体?
とか思ってるところにアギト登場。ダブルライダーの攻撃を
一身に受けたらさすがのグロンギもひとたまりもない
、たちまち劣勢に。
怯んだコウモリ怪人に背を向け、会場の子供のほうを向くダブルライダー。
クウガが腕を広げマイティキック発射のポーズ!
アギトが腰をひねり紋章ライダーキックのポーズ!
そのとき俺は確かにクウガの足に炎が見え、アギトの下に紋章が光って見えた!!
出るか!! 必殺!!!
「クウガ!」
「アギト!」

「仮面ライダー!! ダブルキィィィィック!!」
最初のアギトのキックと同じく、サイドキックだけれどもダブルライダーの同時キックがコウモリ
怪人に決まる!
子供の声援はやまない!すげえ!
しかしそれをかき消すがごとく、会場に響き渡る笑い声!!
「オーッホッホッホッホ!」
ついにボスみずから登場か!!
決戦は近い!


【第4部】
高らかな笑い声とともにチャイナのおねいさん登場今度は上座。舞台上部の階段の天辺で
ふんぞり返って高笑い。
「オーッホッホッホ! 仮面ライダー!コレで勝ったとは思わないことね!! わがグロンギの真の力
を使い、お前達を倒し、グロンギの王にその生き血を捧げてくれる!!!」

そう言ってまたも謎のグロンギ言葉を喋ったかと思うと、今度はなんと
舞台端から龍の頭部が出現!
なんか
ところどころハリボテが剥がれている。ホントにグロンギの力なのか?じつは他のショーの
使い回しじゃないのか? 口の部分の剥がれた塗料から覗くウレタンの白が痛々しい
そんな観客の思いを無視して竜はうねる。
アギトが叫ぶ!
「なんだあれは!?」
「あれがやつの真の力だろう!」

アギトとクウガによる
コンビネーション戦闘開始!!しかし敵は強大。口からケムリを吐く龍の攻撃
に苦戦の新世紀ダブルライダー。
どうやっても近づけない。攻略方法が見当たらない。
階段のテッペンに立っているチャイナのおねいさんのところへたどり着けない。おねいさん高笑い。
鳴り止まぬ子供の声援!
『がんばれクウガ〜!がんばれアギト〜!』

子供の声援むなしく打開策が見当たらないアギト&クウガ。
「だめだ!どうしても近づけない!」
「ホーッホッホッホ!さあとどめだ仮面ライダー!」
そのとき!!チャイナのおねいさんのいる場所の影からいきなり登場の影!
なんと
ギルス登場である!
驚く間も与えずおねいさんを
手刀でブスリ!と貫く!
「ああああああっ!」
チャイナおねいさんが
断末魔の叫びを発して舞台袖へと倒れると、龍の首も舞台に引っ込んだ。
ギルス結局いいやつ! かっこいいじゃん! やることちゃんとやってオイシイところをアギト以上に
持っていく!
本編もこうであって欲しいところ。
「ギルス!?」
「勘違いするな!・・・俺は借りを返しにきただけだ!……これで借りはかえしたぜ……」
クウガの呼びかけにそっけなく答えギルス退場
セリフもなんかありがちだけどイイ! 

で、どうしようもなくなったチャイナのおねいさん、最後の死力を振り絞って叫ぶ!
「グロンギの王よ!目覚めよー!」
力尽き、舞台袖へと姿を消したおねいさん。
クウガとアギトだけになった舞台に、さきほどの
マント男登場。
「ウワーッハッハッハ!われこそはグロンギの王・最終究極体なり!」
名前をなんか言ってたけど忘れてしまった。

マントをどけるとそこには
オリジナルな仮面ライダーみたいな敵が。
デザイン的には多分スーパー1を改造していると推測。目を金色に、ヘルメットを黒にして、
聖闘士星矢の聖衣みたいな銀色の頭飾りがついていた。ボディは黒いダブダブスーツにプロテクター
がいろいろついてる。結構小太りに見えるのは役者が足が短いからか? いや、そんなことはどうでも
いいことなんだろうけど。
「似ている・・・」
「俺たちの姿に似ている・・・」

顔を見合わせつぶやくアギトとクウガ。…なんかの伏線だろうか?
黙って見ていても仕方がない。子供たちの声援を背に受けて、
グロンギの王ダブルライダーの最後の
戦いが幕を開けた!!


クウガとアギトの同時攻撃!ダブルパンチコンビネーションチョップ左右からの同時キック 
だがどれだけ繰り出そうとも
攻撃が全然王にはきかない。攻撃を間断なく繰り出すのだが、効いてるよう
には
全く見えない。優勢に攻め込みながらも段々と不安になってくるダブルライダー。
「なんだ?スキがない!」
「まったく攻撃の手ごたえがない!」
「勝てない!全然効いてないぞ!」

等、困惑しているのが見て取れるセリフを次々と口走る2人。結局、かなりの時間攻撃したが、全然王
には効かず。
タフだ。タフすぎる。今度は俺の番だとばかりに、王の攻撃が始まるパンチ。キック。
びしばし効く。一発一発が重い。
思わず膝をつくライダー。クウガもアギトも絶体絶命。 

「ウワーッハッハッハ!弱いぞ仮面ライダー! 我等グロンギの世界を築くため! 死んでもらうぞ!!」
『 がんばれクウガ〜!がんばれアギト〜!』
子供の声援が響く!今度こそ
絶体絶命なのか??

…ところが今まさに、倒れたアギトを攻撃しようとした
そのとき!!
ズキュンズキュンズキュン!!
「うおおおおおっ!?」
ま、まさかぁ! ここでなのか!? おいしすぎる!!銃声の響き渡る会場。銃弾は一体どこから?
舞台袖からだ! そして……その先にははじめておいしい出番を貰った幸運な男
G3がついに登場!!
「仮面ライダーを……やらせはしないぞ!!」
か……かっこいぃぃぃぃっ!!!!
子供の声援、いきなり
『がんばれG3〜!!』多分これまでで一番目立ってる。
銃弾を次々と王めがけて打ち込むG3.苦しむ王。これまでのアギト&クウガの攻撃でもまったく
怯まなかった王が
苦しみ続ける! なぜだ!?

「な……なんだ? く……苦しい?! き、貴様!?……なにをしたっ!?」
「お前に打ち込んだこの銃弾には、人間の血が込められているのさ! さっき俺の血をすってお前が
苦しんでいたのを見て、銃弾に血をこめてきたのだっ!」

そういうオチかっ!! すげぇぜ現代科学!! すげぇぜG3!!

「G3!」
「仮面ライダー!俺にわかっていることはここまでだ……ここから先は、キミ達の出番だ!頼む!
やつを倒してくれ、仮面ライダー!」

超目立ってる……TV本編からは考えられないG3の活躍。しかも分をわきまえて引くあたり氷川や
北條とはとても思えない……
もしかして一条さんあたりが入ってたり…(ありそう)。

苦しむ王の前で
最後の勝負をかけようとする新世紀ダブルライダー!!勝負はもうすぐ決まる!
クウガが叫ぶ!!!!!
「もう誰の悲しむ顔も見たくない!」
アギトが吠える!!!!!!
「みんなの居場所を守るんだっ!」
そして二人は意を決して最後の大勝負に出る!!

「いくぞ!地球の平和は俺たちが守る!」
舞台中央の背景まで下がる2人!
「仮面ライダー、ダブル超変身!!」 
ケムリとともにダブルライダーの姿が一瞬消え、舞台中央に現れる
神々しい姿。
アギト、フレイムフォーム! クウガ、タイタンフォームに超変身!!チャンバラモードだっ!! 
フレイムフォームの登場が今か今かと待っていたファンは
ここで大爆発!子供の声援とともに
こっちも応援だ!子供とまざって騒ぐ大人! ハタから見ると笑えるかもしれないがそんなことは
その場では
どうでもいいのだ! ノリが支配する場へと変貌を遂げた大舞台!!!!

チャンバラモードで王と対決するダブルライダー。
切る!斬る!KILL!! 
さすがにグロンギのなかの真の王も、人間の血ダブル剣で絶体絶命。
完全にグロッキー状態。
先ほどまでの無敵ぶりもかなりなくなった。

それを見て、最後の攻撃にかかろうとする2人!!
「いくぞアギト!」
「まかせろクウガ!」
「2人の力を一つに合わせるんだ!」 
あ…あわせるの!? 観客に考える間すら与えず、2人のライダーはそれぞれ剣を掲げる!!
フレイムソードタイタンソードをクロスさせるダブルライダー!
「フレイムソード!タイタンソード!ダブルセイバーカラミティスラッシュアタァァァック!」
最終超必殺技の炸裂! 完全オリジナル攻撃!! ショーならでわの大サービス!!
謎の剣戟からの衝撃波が
王の胸を打つ!!!!!
「うおおおおおおおおおおっ!」

まさか土壇場でこんなのが出るとは
予想外! 王も観客も!!
断末魔の叫びを残し、王が煙の中に消え、クウガとアギトが舞台中央で煙の中から
マイティフォームとグランドフォームのダブル通常姿で登場。
ついにグロンギの王を倒したのだ!!二人の友情が世界を救ったのだ!!
ガッチリ握手。
「クウガ!」
「アギト!」

「これからも、地球の平和を守っていこう」
「俺たち仮面ライダーで!」

最後はギルスとG3さしおいて、
ダブルライダーが舞台中央で名乗り!
「仮面ライダーアギト!」
「仮面ライダークウガ!」

「戦えっ!!仮面っライダーッッッ!!!」ぱちぱちぱちぱち!!!! 
鳴り止まぬ拍手と歓声。


ヨダレものの豪華さでした。終わった後の会場を後にする俺は、このストーリーを
見ていない
人に絶対に伝えなくては
、と思い今このようにキーボードに向かっています。
とにかくスゴイのが
仮面ライダーというセリフを連発するクウガとアギト。本編にない
スピーディさ。そしてクウガとアギトの夢の競演(看板にはギルス・G3・アギトの3人しか
書いてないからクウガが出るとはホントに思ってなかった)!!
アギトの本編の難解さ、クウガの放映当時の戦闘のおざなりさに
ウンザリしているファン
是非見るべきです。
見る機会があれば女房を質に入れてでも。
そう思いました。

 

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