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斜面 08月16日(金)

花火見物で見上げていた夜空に、青白い光が数回、走った。ペルセウス座流星群かどうかは分からなかったけれど、流れ星を見ると、幾つになっても胸が躍る

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よばい星、落ち星、キジ星、はしり星…。いろいろな呼び名がある。太陽に近づいた彗星(すいせい)の氷が溶けて放出されたちりが地球の大気との摩擦で燃え尽きるときの光。正体を教わってからも、太陽系のかなたからやって来る彗星の神秘性にひかれ続けている

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はかなさが人生や恋と重なるのか、短歌や俳句に数多く詠まれてきた。〈流れ星うつくしかりき君とわれくつは虫啼く原にかかりぬ〉与謝野晶子。〈星一つ命燃えつつ流れけり〉高浜虚子。〈星流る疑ふこともなく生きて〉山口青邨

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国立天文台長を務めた海部宣男さんの随筆「天文歳時記」は、天文を題材にした古今の詩歌を紹介しながら時代時代の自然観を伝えている。その天文台によると、出現が期待できる流星群はまだまだある。お盆を過ぎてからははくちょう座。オリオン座やしし座が秋に。冬はふたご座が巡ってくるという

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改憲の動き、難航する福島第1原発の廃炉作業や被災地の復興、社会保障や経済の今後、緊張感が高まる隣国との関係…。何かと気がかりな問題が多い昨今だ。気がめいりそうなときは、夜空を眺めながら穏やかな暮らしを願ってみるのもいい。天に帰るご先祖さまを送る、今夜にでも。

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最近の斜面

      08月15日(木)
       〈人の世ハ別れるものと知りながら別れハなどてかくも悲しき〉。松本市立博物館の特別展「特攻兵が飛び立つとき―松本から知覧へ」。入場すると、上原良司(池田町出身)の写真と遺詠が見学者を迎える……
      08月14日(水)
       安倍晋三首相にとって一世一代の決断の時が刻々迫っている。消費税率を引き上げるかどうか。増税は経済状況の好転を条件とするとの「景気条項」が法律には盛り込まれている。10月召集予定の臨時国会の前に決める腹づもりだ……
      08月13日(火)
       〈じつとして白い飯くふ暑かな〉。小林一茶の句である。何をするのもおっくうになる暑さを表現している。今の日本列島はこんな感じだ。県内をはじめ、気温35度以上の猛暑日となる場所が相次いでいる……
      08月11日(日)
       「天才の存在も、鈍才のサクセスも、ゲームの進展の妙も、入道雲も、赤とんぼも、カチワリ氷も、敗者の砂も…胸を叩(たた)くのである」。作詞家の故阿久悠さんは、夏の甲子園が舞台の高校野球が大好きだった……
      08月10日(土)
       災害に翻弄(ほんろう)されてきた日本は妖怪をめぐる伝承が各地に残る。自然への畏れ、家族を失った悲哀、教訓を妖怪にことよせて語り継いできた。民俗学者、柳田国男が書いた「遠野物語」や「妖怪談義」の世界だ……
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