事件渋谷暴動事件の大坂容疑者、東京近郊に潜伏か 現在も中核派革命軍で活動2013.2.8 13:44

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渋谷暴動事件の大坂容疑者、東京近郊に潜伏か 現在も中核派革命軍で活動

2013.2.8 13:44 暴行・傷害

 昭和46年の渋谷暴動事件で警察官を殺害するなどしたとして、殺人などの容疑で指名手配されている大坂正明容疑者(63)が現在も過激派「中核派」で、テロやゲリラを実行する秘密組織「革命軍」のメンバーとして活動を続けていることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁公安部が昨年3月に家宅捜索した東京都立川市の革命軍のアジトから、大坂容疑者が活動していることを示す資料が見つかった。公安部はこのアジトと連絡が取りやすい東京近郊に潜伏している可能性が高いとみている。

 大坂容疑者が指名手配されたのは昭和47年2月で、警察庁指定の重要指名手配容疑者12人の中で最も長く逃亡し、生死もはっきりしていなかった。共犯者の男の公判が病気治療を理由に56年に停止したため、公訴時効は成立しておらず、平成22年4月の刑事訴訟法改正で時効は廃止された。

 渋谷暴動事件は昭和46年11月14日、渋谷駅周辺で、沖縄返還協定の批准阻止を訴える過激派の学生ら約400人が暴徒化し、機動隊と衝突。大坂容疑者は警備中の機動隊員、中村恒雄警部補=当時(21)、2階級特進=に火炎瓶を投げつけるなどして殺害した疑いがもたれている。

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