京都 花火大会で爆発およそ60人けが8月16日 0時12分
15日夜、京都府福知山市で開かれた花火大会の会場で爆発があり、消防によりますと、およそ60人がけがをして、このうち、40代とみられる女性が全身にやけどをするなど少なくとも14人が大けがをしたということです。
消防は、露店のプロパンガスに引火した可能性もあるとみて調べています。
15日午後7時半ごろ、京都府福知山市の中心部にある河川敷で開かれた花火大会の会場の露店の付近で爆発がありました。
消防によりますと、この事故で、会場に居たおよそ60人がけがをして病院に運ばれ、このうち、40代とみられる女性が全身にやけどをするなど、少なくとも14人が大けがをしたということです。
会場では、花火の見物客が使っていたとみられるシートや、ペットボトル、それに履物などが吹き飛ばされ、辺り一面に散らばっています。
また、屋根などが吹き飛ばされ、骨組みだけになった露店が残っています。
消防は、露店のプロパンガスに引火した可能性もあるとみて現場の状況を調べています。
福知山市の商工会議所などによりますと、事故が起きたのは、「ドッコイセ福知山花火大会」と呼ばれる花火大会で、ことしも、6000発の花火が打ち上げられる予定でしたが、爆発が起きたため、花火は1発も打ち上げず、中止されたということです。
15日は、会場の河川敷や公園などにおよそ350の露店が出ていたということです。
オレンジ色の火柱が上がる
花火大会の会場を訪れた女性客の1人は、爆発が起きた瞬間とみられる現場の様子をビデオカメラで撮影していました。
映像には、多くの見物客が行き来するなか、露店の一角から突然、オレンジ色の火柱が上がる様子が映っています。
会場にはまもなく、消防車が到着し、「現場の近くの人は、速やかに避難してください」というアナウンスが繰り返し流れていました。
そして、なお多くの見物客が現場の周囲にとどまるなか、すぐ近くで再びオレンジ色の炎が上がる様子が撮影されています。
撮影した女性は、「現場では悲鳴が聞こえ、けがをした人たちが近くの家のガレージに運ばれ、手当てを受けていました。怖かったです」と話していました。
「逃げるのに必死だった」
京都府福知山市の花火大会の会場で現場のすぐ近くにいて、爆発した直後の様子を携帯電話のカメラで撮影した大学生の男性は、「爆発する直前に、辺りが急にガス臭くなった。その後すぐに露店の電気が消えたので、『どうしたのか』と思ったら、突然、爆発が起きて大きな炎が上がった。露店の前にいた男性の体に火が燃え移ったのを見て、自分も逃げるのに必死だった。その後も『ボン』という大きな爆発音が聞こえた」と話していました。
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