15日午後7時半ごろ、京都府福知山市下柳町の由良川河川敷で開始直前だった「第72回ドッコイセ福知山花火大会」の会場で、「屋台のガスボンベが爆発した」と119番通報があった。福知山市消防本部によると、子どもを含め58人のけが人が出た。うち14人が重傷という。京都府警は露天商の関係者から事情を聴き、詳しい原因を調べている。
市消防本部によると、15日午後10時25分現在、58人(男31人、女27人)が病院に運ばれた。搬送先の内訳は、福知山市民病院が44人(男女各22人)、京都ルネス病院が4人(男女各2人)、綾部市立病院が10人。重傷者には子ども数人も含まれているとみられる。重傷14人のうち2人が特に重い症状で、兵庫県内の病院に転送された。
消防や目撃者らによると、屋台で使用していたガスボンベが突然爆発したとみられる。
福知山市民病院で両足にやけどを負って手当てを受けた大阪府枚方市の運送業男性(29)は「屋台の男性が、発電機に燃料の油を入れようとして、発電機を動かしたまま燃料タンクのふたを開けたのを見た」と話す。