夢幻キリコのブログ

「野いちご」「Berry's Cafe」さんで主にファンタジーを書いています。


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【更新情報】


こいまお!! 』 2P(1,900字程度)更新しました。久々の2P更新です。昼間ちょっとだけ時間が取れました^^




  雪  雪  雪



小説には種類があります。


ここでいう種類とは、ファンタジーとかホラーとかというジャンルではありません。


性質とでも言えばいいんでしょうか。


小説の持つ特徴のようなもので分けた種類です。



【キャラ小説】と【ストーリー小説】です。



キャラ小説とは、キャラを先に考えてキャラ優先でストーリーを構築した小説です。


ライトノベルに多く見られますが、最近は純文学でもキャラ小説は見受けられます。


一種の流行のようなものかもしれません。


対してストーリー小説とは、ストーリーありきの小説です。


作者が書きたいストーリーがあって、そのストーリーを魅力ある展開・構成にするためにはどんなキャラ(登場人物)が必要かと、「ストーリー→キャラ」の順で構築していった小説です。


ちなみに私は基本的にストーリー小説書きです。


キャラの名前など記号程度にしか捉えていないので、あまり拘りません。


最近流行の“キラキラネーム(通称DQNネーム)”のような名前のキャラが出てくる小説もありますが、私はそういうのって苦手なんです(;^_^A



キャラ小説は、キャラありきなので、非常に個性的で特徴あるキャラが出てきます。


作者さんによっては、作中に出てこない裏設定まで細かく定める方もいらっしゃるようです。


好きな食べ物や好きな色、癖や口癖など。


容姿や設定も非常に細かく、そういうのを考えるだけで楽しいとおっしゃいます。


もちろんキャラ小説でもストーリーはしっかりと考えます。


でもキャラありきなので、書きながら若干ストーリーに変更が出たりします。


いわゆる「キャラが一人歩きする」ってヤツですね(^▽^;)


これは作者としては楽です。


筆が(指が?)勝手に動いて書いてくれますから(・∀・)


ただ注意しないと、ストーリーが浅くなってしまいます。


その点、ストーリー小説はストーリーで読者を引き込むことができます。


東野圭吾さんなどは、典型的なストーリー小説家でしょう。


ストーリーに付随して、キャラの性格や性質が際立ってくる。


キャラの魅力も設定や容姿、性格だけでなく話の流れで引き出せる。


これもストーリー小説の魅力の一つだと思っています。


しかし先ほども述べたように、最近の小説の流行はキャラ小説です。


氷河期と言われている出版業界も、ラノベだけは一人気を吐いています。


魅力あるキャラがいて、さらにかわいらしい(萌える?)挿絵や表紙がつかないと、“売れ”ないんですね・°・(ノД`)・°・


言うまでもなく、キャラ小説とストーリー小説の要素がバランス良く両立しているのが最高でしょう。


しかしそういう小説は無数にある小説の中でも滅多にないし、書くのも非常に難しい。


だいたいは完結までにどちらかに偏ってしまいます。


私が今連載している「 こいまお!! 」と「奴隷少女イリア 」は、どちらもキャラ小説として書いています。

苦手なキャラ小説を書く修行のつもりですσ(^_^;)


掲載しているのが若い女性読者が中心の「野いちご」と「Berry's Cafe」だけに、キャラ小説で書いた方がたくさんの方に読んでいただけるかなという下心もあってです( ´艸`)


上手く書けているかどうかはわかりませんが(いや、読者数から見てたぶんダメなんでしょう(ノ_・。))、書かないと上達はしませんからね。


がんばって修行していきたいと思っています。


もし小説を読む際、作者がどちらの種類を意図して、もしくは意識して書いているか。


もしかしたら作者さん自身も気づかないうちに、どちらかの種類になっているかも知れません。


そんな読み方をすると、その作品の見えなかったおもしろさに気づくかもしれませんね。

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