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〔外為マーケットアイ〕ドル97.79円付近、甘利経済再生相の発言には反応薄

2013年 08月 15日 15:22 JST
 
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[東京 15日 ロイター] -

〔外為マーケットアイ〕

<15:19> ドル97.79円付近、甘利経済再生相の発言には反応薄

ドル/円は97.79円付近。甘利明経済再生担当相の発言が伝わっているが、小動きとなっている。

甘利経済再生担当相は会見で、法人税減税について「原資厳しいので設備投資・研究開発減税が先行打者」「原資が十分なら、法人税を国際標準に近づけていきたい」「総理から具体的指示はない」などと述べた。

<13:56> ドル97.71円付近、相次ぐ米指標で97.50円維持できるかが焦点

ドル/円は97.71円付近。日経平均株価 が一時300円を超す下げとなり、重しとなっている。

今週、きょう午前にかけてドル/円は戻り歩調となり、週初の95円後半から98円前半まで水準を回復した。この間の上昇を支えたのは、法人税減税について安倍晋三首相が検討を指示したとの一部報道と米金利の上昇基調だったが、午前に菅義偉官房長官と麻生太郎財務相が法人税引き下げに関する同報道について否定、上昇を支えた「両輪」の片輪が外れることになった。

今晩は8月NY州製造業業況指数など米国の経済指標が多く発表され、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策をめぐる見方や米金利への影響が注目される。

大手信託銀行の関係者は、ドル/円が97.50円を維持できるか下回るかがポイントになると指摘する。97.50円付近には日足一目均衡表の転換線が位置するのみならず、8月に入り、同水準がトレンドが転換する際の分岐点になっているためだ。

<13:12> ドル97円後半、法人減税の否定発言でロンドン勢はドル売りスタートか

ドル/円は97.74円付近でもみあい。

菅義偉官房長官と麻生太郎財務相が、法人税減税について安倍晋三首相が検討を指示したとの一部報道について否定したことで午前に急落。足元は落ち着いた値動きになっているが、ロンドン勢参入後のドル安/円高への警戒がくすぶり、上値は重い。

ドル/円は両閣僚の発言が伝わると急落したが、仲値通過後、発言までの間に一部の外資系金融機関がドル/円を買い進めていたために、発言後の下げがきつくなったという。

大手信託銀行の関係者は「ロンドン勢のファースト・リアクションは売りということになりそうだ。ただ、アジアも欧州も市場参加者が少ないのであまり大きく動かない可能性もある。97円を大きく割り込んで下げてゆく局面はないのかもしれない」と話す。

<11:57> ドル97.84円付近で軟調、法人税減税でハシゴ外され海外勢が売り

ドル/円は97.84円付近で軟調。法人税減税をめぐる閣僚の消極的発言が尾を引く中で、戻りは鈍い。

市場では「法人税減税期待が反発のきっかけとなっただけに、ハシゴを外された格好だ。海外勢がとりあえず売った」(外銀)との声が出ていた。

<11:26> ドル97.80円付近、国内勢の外債買い越しは3年ぶり高水準

ドル/円は97.80円付近。閣僚の法人税減税に消極的な発言が伝わり、一時97.65円まで下落したが、足元ではやや買い戻されている。

財務省が朝方発表した8月4日―10日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、国内勢の外債(中長期債)投資は1兆6148億円の買い越しとなった。買い越しは6週連続で、買い越し額は2010年8月8日─14日の週(2兆1787億円の買い越し)以来3年ぶりの大きさとなった。

市場筋によると、主に銀行が残高を復元するために購入した可能性が高く、「為替への影響は中立」(国内証券)という。

<11:18> ドル97.66円まで下落、官房長官「総理が法人税減税の検討指示した事実ない」

ドル/円は97.71円付近。日経平均株価が下げ幅を縮小させる中で、一時98.30円まで上昇したが、菅義偉官房長官が法人税減税をめぐる報道を否定したことで急落。さらに麻生太郎財務相が「今の段階で法人税を引き下げることに効果は少ない」と発言したことが伝わると下落に拍車がかかり、一時97.66円まで下落した。

菅官房長官は閣議後の会見で、法人税減税について安倍晋三首相が検討を指示したとの一部報道について「総理がそのような指示をした事実はない」と否定。その上で「これから50人前後のいわゆる有識者や現場で商売をしている方などの意見を聞く中で、総理が判断をすること。まずは意見を聞くことから始まる」と述べた。

<10:25> ドル98円挟んで動意薄い、97円後半では押し目買いも

ドル/円は97.99円付近。市場参加者の多くが夏季休暇中の上、手掛かり材料にも欠けるなかで、98円を挟んだ動意の薄い展開となっている。

日経平均株価が軟調に推移するなか、朝方に一時97.76円まで下落する場面もあったが、「97円台後半では押し目買いの動きが目立つ」(FX会社)という。

<08:28> ドル97.89円付近、日米5年実質金利差は1カ月ぶり水準に拡大

ドル/円は97.89円付近。日経平均株価が軟調に推移するとの見方が広がる中で、売り優勢となっており、一時97.87円まで下落した。

ただ、市場では米量的緩和(QE)縮小観測を背景に米金利が上昇、日米金利差が再び拡大していることから、一方的な下落は見込みづらいとの見方も多い。

物価連動国債でみた日米5年実質金利は今年5月に米実質金利が日本の実質金利を上回り、6月にはその差が71ベーシスポイント(bp)まで拡大。7月には17bpまで縮小したが、足元では再び拡大、14日時点で63bpと7月5日以来の水準まで広がっている。

<07:52> きょうの予想レンジはドル97.50―98.50円、上昇は小休止か

ドル/円は98.02円付近、ユーロ/ドルは1.3256ドル付近、ユーロ/円は129.98円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が97.50―98.50円、ユーロ/ドルが1.3210─1.3310ドル、ユーロ/円が129.20―130.50円。

前日の海外市場で、ドル/円は小幅下落。米株が軟調に推移するなかで、利益確定の動きが優勢となり、一時97.94円まで下落した。ロンドン・フィキシングに向けてのドル売りも相場を圧迫した。

もっとも、きょう発表の米経済指標への期待感や、日本の法人税減税をめぐる思惑もあり、下値も限られた。

市場では「日経平均株価はさすがに利食いが入りやすく、ドル/円の上昇ムードはいったん後退しそうだが、米量的緩和(QE)縮小観測やアベノミクス期待は根強く、97円半ばではサポートされるだろう」(国内金融機関)との声が出ていた。

 
 

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