7月20日から全国で公開されている宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」について、NPO法人日本禁煙学会(作田学理事長)は14日までに、喫煙場面が多いとして配慮を求める要望書をスタジオジブリ側に送った。
要望書は、映画では教室や職場、ホテルのレストラン内での喫煙場面などが「枚挙にいとまがない」とし、「肺結核で伏している妻の手を握りながらの喫煙描写は問題」「学生が『タバコくれ』と友人にタバコをもらう場面などは未成年者の喫煙を助長」と指摘している。
日本でヒット中の「風立ちぬ」は、28日からイタリアで開幕する第70回ベネチア国際映画祭の長編コンペティション部門にも選ばれている。