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JR北海道運転士が覚せい剤 使用容疑で逮捕 特急や快速担当

(07/30 17:20、07/31 01:48 更新)

 札幌中央署は30日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、JR北海道岩見沢運転所の運転士木村昌弘容疑者(30)=江別市高砂町=を緊急逮捕した。同社の運転士が同法違反容疑で逮捕されたのは、同社が1987年に発足して以来初めて。木村容疑者は同日も勤務予定で、同署は同容疑者が覚せい剤を使用した状態で列車を運転していた可能性もあるとみて、入手経路や使用を始めた時期などについて調べている。

 JR北海道では事故やトラブルが相次いでおり、同社の豊田誠常務(鉄道事業本部長)は同日夜の記者会見で「安全輸送の確保と信頼回復に向けて全社一丸となって取り組んでいるところ、事実であれば誠に遺憾。深くおわびし、社員の指導を徹底したい」と謝罪した。捜査結果を待ち、木村容疑者を懲戒処分する方針。

 逮捕容疑は30日以前の十数日の間に覚せい剤を使用した疑い。木村容疑者は「職場や家族のことで整理がつかず今は話せない」などと話しているという。

 同署などによると、木村容疑者が覚せい剤を使用しているとの情報があり、同署が30日朝、同容疑者宅を家宅捜索、尿検査で陽性反応が出たため逮捕した。腕に目立った注射痕はないが、落ち着きがないなど覚せい剤使用の特徴がみられたという。覚せい剤や注射器は見つかっていない。

 JR北海道によると、木村容疑者は2009年4月、同社に入社。10年8月に運転士となり、乗車歴2年11カ月で、札幌―旭川間の「特急スーパーカムイ」や札幌、小樽―新千歳空港間の「快速エアポート」などの運転を担当し、事故や問題行動などはないという。

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