「お嬢様」キャラからの脱皮に急ぐ松下奈緒
【芸能】
松下奈緒(28)が9月27日放送のスペシャルドラマ「屍活師~女王の法医学~」(フジテレビ)で医療ドラマに初挑戦することになった。
原作は、漫画誌「BE・LOVE」(講談社)で不定期連載中のミステリー漫画。松下演じる主人公の桐山ユキは遺体に語りかけて事件の真相に迫る法医学者。ところが、髪はボサボサで、「におい」も死因の手掛かりとなるという理由で化粧もせず。その上、女王様キャラで、丼飯をかき込むなど、男勝りな一面を持つ“オヤジ女子”。松下といえば「ゲゲゲの女房」(NHK)で見せた献身的な妻役が印象的なだけに、役柄のギャップは相当に大きい。
<父親は某メガバンク幹部>
「松下サイドの焦りと計算がうかがえます」というのは芸能リポーターだ。
「松下は東京音大在学中に女優デビュー。母親がピアノ講師で、父親はメガバンクの幹部という生粋のお嬢サマです。これまでは“きれいなお姉さん”的な役柄ばかりでしたが、『ゲゲゲ』以降はヒット作がない上に、プライベートでは今も実家暮らしで、まったく浮いたウワサがない。そのため、『女優としての色気が足りない』との声も上がっている。『屍活師』の仕事を引き受けたのは簡単にいえばイメチェン。同じく正統派美人の仲間由紀恵が『トリック』で三枚目を演じてひと皮むけたのと同じ戦略です」
たしかに、4月クールに旅館の女将役を演じた「鴨、京都へ行く。―老舗旅館の女将日記―」(フジ)も視聴率が低迷。4日に放送された「二十四の瞳」(テレビ朝日)も8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。キレイなだけの女優としては正念場だろう。
「女優にはデビュー作、出世作、代表作の3作品が必要とされますが、松下は出世作である『ゲゲゲ』の次の代表作がまだない。お嬢サマ女優からの脱皮が急務でしょう。一気にイメージが変わるヌードも一考です」(映画プロデューサー)
決意の濡れ場ならもろ手を挙げて大歓迎だ。