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【サッカー】

守備陣崩壊 止まらない4失点

2013年8月15日 紙面から

◇キリンチャレンジカップ2013 ウルグアイ4−2日本

 守備の決壊が止まらない−。まだ記憶に新しい6月19日のコンフェデ杯・イタリア戦と同じ大量4失点。DF今野は「情けない」「ふがいない」「残念」と言葉を並べた。ウルグアイの強烈な2トップに赤子の手をひねるより簡単にネットを揺らされ、世界最高峰の美技に地元の観衆は魅了されていた。

 前半27分に吉田がポジショニングのミスを犯し、スアレスに左サイドを独走された。フォルランにラストパスを送られ、先制点を許す。その2分後にはフォルランが高難度のFKを決めて2点目。後半7分には吉田のクリアミスを拾ったスアレスに狙い澄まして決められると、同13分にも失点した。日本の最終ラインになすすべはなかった。

 2失点に絡み、後半11分に“懲罰交代”を告げられた吉田は「1失点目は(スアレスが)オフサイドかなっと思った。あまりにもピンチが失点に直結している」と力なく言葉を振り絞った。そして、内田は強力2トップを警戒し、攻撃参加を自重した。「CB2枚で守れるならカバーにいく必要はない。(吉田は)プレミアで普段やれているはずなのに…。後半もサクッとやられたし」。怒気含ませ、珍しくいら立った。

 6月のコンフェデ杯以降、7試合19失点(1試合平均2・7失点)。2013年は13試合中、完封は2試合だけ。今野は高い位置からボール奪取を狙う戦術継続を支持したが、「あまりにも失点が多い」と吐き捨てた。列強との対戦で浮き彫りになった守備のもろさ。決壊した堤は修復できるのか。最終ラインが異口同音に唱えた改善策は「地道にやっていくしかない」というものだった。(占部哲也)

 

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