中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

楽天6月22日以来の連敗 小山が痛恨被弾

2013年8月15日 紙面から

◇ロッテ6−5楽天

11回裏無死、里崎にサヨナラ本塁打を許し、ベンチ前でグラブをたたき付ける楽天6番手の小山伸(北田美和子撮影)

写真

 これはマズイ。首位の楽天が4点のリードを追いつかれ、延長11回には小山伸がサヨナラ被弾。6月22日以来となる連敗を喫した。リーグ制覇に向けて快調に飛び続けてきたイヌワシ軍団の小休止。まだ2位のロッテとは4・5差があるとはいえ、怪しい雲行きになってきた。

 怒りを押し殺し、星野監督が敗戦を振り返る。「ホームランを打たれた後に四球だもん。そんなことをやっていたらダメだよ。先に4点も5点も取ったんだから、ピッチャーが頑張らないと」。序盤に奪った主導権を自ら手放しての痛敗に、悔しさをにじませた。

 鬼のタクトも結果には結び付かなかった。先発の美馬が4点リードの5回にソロ本塁打を浴び、続く鈴木に四球を与えると、ベンチがソワソワと動きだす。1点差に迫られ、2死走者なしから安打を許したところで、指揮官がベンチを出た。あと1死で勝利投手の権利を手にするところで、5月9日の日本ハム戦から勝ち星のない右腕に対し、非情なまでの降板指令だ。

 しかし、闘将の勝利にかける執念も結果には結び付かなかった。8回に追いつかれた青山は「苦しんで、苦しんで、投げるしかない。踏ん張りどころだと思う」と声を絞り出せば、サヨナラ弾を浴びた小山伸も「反省して、また頑張るだけ」と必死に前を向いた。「たかが2連敗」とは思えないほど、イヌワシ戦士たちの足取りは重かった。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ