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【プロ野球】

宮国1カ月ぶり5勝 巨人M34、虎とは9差

2013年8月15日 紙面から

◇巨人4−1DeNA

巨人−DeNA 6イニング1失点で5勝目を挙げた巨人・宮国=東京ドームで(金田祐二撮影)

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 巨人が今季のDeNA戦の勝ち越しを決めた。宮国が6イニング1失点で7月10日以来の5勝目を挙げた。打線は2回にボウカーの2ランで先制し、2−1の6回に村田の適時二塁打などで突き放した。DeNAは序盤の拙攻が響いた。

 粘りきった。巨人の先発・宮国が6イニングで許した安打は8本。1回から5イニング連続で得点圏に走者を背負った。しかし、3回に中村の左前適時打で許した1失点でしのいだ。7月10日のヤクルト戦(福島)以来の5勝目。阪神が敗れたため、優勝マジックは一気に2つ減り「34」となった。

 「非常にうれしい」。宮国の顔にホッとした笑顔が浮かぶ。救援陣の助けを借りただけあって、感謝の思いもわき上がってくる。「野手の皆さんの守備、阿部さんのリードに感謝してます」。3年目の若武者らしい初々しい言葉も口を突いた。

 7月25日の広島戦(東京ドーム)で8失点KOされて以来の登板。久々のマウンドでは一つの言葉を言い聞かせていた。「楽しんで投げる」。今季はプレッシャーのあまり、この思いを感じることが少なかったという。

 しかし、川口投手総合コーチから「楽しんで投げてきなさい」と言われ胸のつかえが下りた。ピンチでも打者との対決をエンジョイ。心にゆとりが生まれ、集中力を保つことができた。その結果が6イニング1失点。5週間ぶりの勝利につながった。

 原監督も「これを糧にさらにステップしてほしい」と期待する右腕。心の中は勝てなかった分まで…という思いでいっぱいだ。「チームに貢献できるよう頑張りたい」。終盤戦で、開幕投手を務めた実力を遺憾なく見せ続ける。 (川越亮太)

 

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