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【大リーグ】

上原、来季もレッドソックス!! 55試合登板でノルマクリア

2013年8月15日 紙面から

◇レッドソックス4−2ブルージェイズ

 来季も赤靴下!! レッドソックスの上原浩治投手(38)は13日(日本時間14日)、敵地トロントでのブルージェイズ戦で2−2の延長10回2死から4番手で登板。今季登板が55試合に達し、契約条項により来季も年俸425万ドル(約4億2500万円)でレ軍残留が決定した。この日は1イニング1/3を完璧に抑えると、11回に味方が勝ち越して今季3勝目もゲット。これで15試合連続無失点で、チームも地区2位のレイズに4ゲーム差をつけ、メジャー最激戦のア東地区で一歩抜け出した。

 白星も契約延長も、無心のうちに転がり込んできた。2−2の延長10回2死無走者で、満を持して登板した守護神・上原。まずは2011年の首位打者レイエスに対し、宝刀フォークで空振り三振。直後の11回に味方打線が2点を勝ち越すと、その裏は本塁打王2度のバティスタと今季30発のエンカーナシオンをともに低めのフォークで三ゴロに打ち取った。「おまえのおかげだ」と言わんばかりに“恋女房”サルタラマッキア捕手を指さす右腕。笑顔でハグし、喜びを分かち合った。

 これで今季55試合登板をクリアし、今季と同年俸425万ドルで来季も赤靴下のユニホームを着ることが決定。球団公式サイトによれば、上原は「来年も会いましょう。チームのみんなが良くしてくれて、それが間違いなく今季の活躍の助けになっている」と、軽妙な口調で残留を喜んだ。

 安定感はピカ一だ。これで15試合連続無失点で、防御率1・32は投球回数40イニング以上のア・リーグ救援でトップ。今季3勝目もついたが、共同電などによれば「このチームが自分を必要としてくれたことへの恩返し」と、軽く受け流した。

 だが、ファレル監督は感謝してもしきれない。ハンラハン、ベイリーと守護神候補が相次いで故障し、6月下旬に上原を大役に抜てき。これが大成功となり、「チームの救世主だ。すごい仕事をしてくれている」と褒めちぎった。

 チームも強豪ひしめくア東地区で2位レイズに4差をつけ、頭一つ抜け出しつつある。「10月に向け、(登板を)積み重ねていきたい。まずは明日」と上原。チーム4年ぶりとなるプレーオフと6年ぶりのワールドシリーズ優勝へ、38歳の守護神は大車輪で右腕を振り続ける。

 

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