これは素敵なビジネス。
英語サイト:MiCHi
日本語サイト:MiCHi | ネイルチップ(つけ爪)専門店
全国のネイリストの作品を世界に
MiCHiは国内外にネイルチップを販売するECサイト。と、それだけなら普通な感じですが、運営面が色々面白いです。
まず、生産はクラウドソーシングで対応。代表の中崎さんいわく、
生産は、ネイリストによるクラウドソーシングで行っています。
日本にネイリストは30万人いて、毎年増えているんですが、その割に市場は伸びておらず、せっかく技術を身につけてもネイルの職につけない人も多いんです。MiCHiでは、そうした雇用面の課題の解決も狙っています。
現在、30人以上のネイリストが所属しており、毎日のようにネイリスト募集の問い合わせがきています。
とのこと。子どもがいる主婦を中心に、全国から在宅のネイル職人が続々集まっているそうです。これまで眠っていた才能たちにうまく光を当てて、雇用を生み出しそうとしているわけです。
ネイルチップは中国製の印刷チップが多いのですが、MiCHiで販売しているものはすべて手作りなのでハイクオリティ。それでいて国産のネイルチップに比べて、安価な価格での提供に成功しています。クラウドソーシングで生産していることが、低コスト化の鍵になっているのでしょう。
ラインナップ的には個性的なネイルが多いようです。毎週10種類以上、新規デザインが追加されています。
マーケティング面も特徴的で、なんと37万人を超えるフェイスブックファンを獲得しています。ここから海外への販売を狙っているようです。売れてるのかな。
中崎さんいわく、「ネイルチップ」という領域では、未だに世界的なブランドが存在しないそうです。MiCHiは日本の眠れるクリエイターたちの力を借りて、その座を取りにいくのでしょう。テクノロジーで雇用を生み出す素敵なビジネス、応援です。
英語サイト:MiCHi
日本語サイト:MiCHi | ネイルチップ(つけ爪)専門店
ちなみに代表の中崎さん、栃木は小山市在住の起業家です。仕事をする際には、適宜都内に出てきているそうで。こういう働き方も素敵ですねー。別に都心にいなくても、ITビジネスは起業できてしまうのです。