【NQNニューヨーク=大石祥代】14日の米株式相場は反落で始まった。午前9時40分現在、ダウ工業株30種平均は前日比36ドル55セント安の1万5414ドル46セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は2.96ポイント安の3681.48で推移している。市場では米国の量的金融緩和が早期に縮小するとの見方が根強い。夏季休暇をとる投資家が多い中、目先の利益をひとまず確定する目的の売りが広がった。
7月の米卸売物価指数(PPI)は前月から横ばいだった。0.3%程度上昇するとの市場予想を下回ったが、現時点では相場の反応は乏しい。
通期の業績見通しを引き下げた百貨店のメーシーズが下落。増益決算を発表した農業機械のディアに売りが先行。貨物機の墜落が伝わった物流のUPSが小安く始まった。
一方、アップルが上昇。米著名投資家による同社株の大量保有を材料に買いが入っている。
人気記事をまとめてチェック >>設定はこちら