Updated: Tokyo  2013/08/15 03:34  |  New York  2013/08/14 14:34  |  London  2013/08/14 19:34
 

米生産者物価指数:7月は前月比横ばい-自動車が値下がり

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  8月14日(ブルームバーグ):7月の米生産者物価は市場の予想外にほぼ変わらずとなった。自動車がここ4年で最大の値下がりとなった。

米労働省が発表した7月の生産者物価指数(PPI)全完成品は前月比横ばい。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.3%上昇だった。前月は0.8%上昇。

食品とエネルギーを除いたコア指数 は前月比0.1%上昇で、伸びは市場予想(0.2%上昇)を下回った。

レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は「インフレは徐々に加速するはずだが、それでも比較的低い水準にとどまるだろう」とし、「経済には依然として大きなスラック(たるみ)が存在する」と続けた。

項目別では乗用車が前月比1.1%低下と、09年7月以降で最大の落ち込み。

エネルギーは0.2%低下。天然ガスは3.9%低下と、09年2月以来の大幅なマイナスだった。

食品はほぼ変わらず。じゃがいもが大きく値上がりした一方、生鮮野菜や牛肉は値下がりした。

中間財もほぼ変わらず。原材料は1.2%上昇した。

PPIは前年比では2.1%上昇。コア指数は1.2%上昇と、伸びは2010年11月以来で最小となった。

原題:Producer Prices in U.S. Little Changed as Car CostsDecline (2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Michelle Jamrisko mjamrisko@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/14 23:15 JST

 
 
 
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